今年(2005年)を振り返って2
2005年 12月 31日
私は、今年の9月~11月まで、ラーニングネットひろしまのスタッフとして、また、社会人学生ネットワーク(SGネットひろしま)の一員として広島市女性教育センターとの主催で「女性のためのキャリアデザイン支援講座(全8回)にかかわらせて頂きました。
企画・運営の責任者ではありましたが、私の他に男女共同参画推進員のHさん、Yさん、そしてセンターのKさんの4人で全8回を乗り切ることができました。
講座を開催するに当たって、コンセプトは「楽しい」とし、せっかくコラボレートして活動を共にするのだから、トップダウンではなくボトムアップでいこう、ということにしました。したがって、広報に使うチラシや受講者に振り返りをしてもらうコミュニケーショカードにいたるまで、皆で話し合いながら、講座を実施していきました。
初めは、8回という回数の多さに不安もありましたが、これら4人のチームワークがよかったことと受講者の8割を占める30代~40代の人たちの意欲と主体的に学習する姿に刺激を受け、
何とか8回を終了することが出来ました。
それだけでなく、最終回の「自己宣言」では、それぞれの受講者が約5分間、これから自分はどのようにしてキャリアを形成していくか、また、そのためには、どうすればいいかなどを堂々とプレゼンテーションされたことは、本当に嬉しいことでした。その内容も、とても具体的で翌日からでも出来るような努力目標を挙げておられました。
この講座は「今までの自分を振り返り、新たな自分の人生を考える」ことを主としました。そのために意識を変容していくという目的のため、「書くこと」「グループ内で対話をすること」を重視しました。初めは、その2点とも、受講者にとっては、難しい感じがありましたが、次第に自分自身を見つめる、振り返る作業がいかに重要かということに目覚め、どんどん意欲的に講座に
取り組んでいかれました。人と意見を交わすことによって、新たな価値観をえること、それを自分の価値観と統合して新たな価値観を得ることのすばらしさなど、カードにいっぱい書いてくださいました。
だから、最後の皆さんのプレゼンテーションを聞いて、「わずか2ヶ月で、人間はこんなにも変るものなのだ。やはり、人間はいつでも自分次第で成長することが出来るのだ」ということを実感させていただきました。私にとっては、大学院で研究した「成人の学習と意識変容に関する研究」の理論を実践した講座でもあり、このチャンスをいただいたことを本当に感謝しています。
多分、来年度からこの講座の2年目も始まる思います。(3年計画の事業)。今、2年目の企画を考えているところです。
▲ by eastwaterY | 2005-12-31 17:14