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異文化コミュニケーション~その2(9月15日)

昨日は、毎月行っている広島市まちづくり市民交流プラザでの「生涯学習相談会」をしました。
午後からの2時間の相談会では、相談者一人でしたが、相談の内容が広範囲にわたり、結局1時間半は相談者への回答にかかってしまいました。帰宅後は、「日本女性会議2007ひろしま」の文書作成や経費計算に時間がかかってしまいました。おまけに、長い間、風邪を引いたことがなかったのに、1昨日から風邪をひいてしまい、しょうしょう微熱もあり(鬼の霍乱か?)、ブログを書く気力がなく、眠ってしまいました。

眠ることは、今日のパネルディスカッションにパネラーとしての役割を無事済ませるためにも必要でした。お蔭で、今日の学習会では、NZ生活における異文化交流の話と、ディスカッションでのパネラーの役割は無事済ませることができました。

本日の基調講演では、5年前よりNZから広島大学大学院に留学して、現在、大学院に在籍して監査法人のスタッフとして活躍しておられる日本大好きのロアン・コーマンさんが自己紹介から始まって、日本とニュージーランドの文化の違いなどを語られました。何事にも全力を尽くして、これまでの人生を駆け抜けてこられたロアンさんらしく、参加者を退屈させないように、パワーポイントを駆使し、ユーモアをちりばめながら1時間、流暢な日本語で語られました。
その後の30分間は、参加者からの質問を受け、的確に答えておられました。出てきた質問は、NZと日本の国土の広さの比較、産業、第二次世界大戦後の日本人に対する感情はどうなのか?などなど、開放的な雰囲気の中で多種多様な質問がありました。

その後、この学習会の企画・運営をしてくださった産能大学校友会のKさんが、若い時にアメリカで体験したことや、就業したことを通してコミュニケーションを話されました。

次には、夫がビジネスにおける「異文化コミュニケーション」を語りました。彼の場合は、NZだけでなく、これまで彼が仕事で訪れたミャンマー、韓国、アメリカ、オーストラリアなどとのコミュニケーションの違いを話しました。最後に、異文化コミュニケーションにおいて、何よりも一番大切なのは、「文化・価値観などの違いを超えて相手を信じること」であり、「お互いが利益を感じるWIN-WINの関係になるコミュニケーションをとること」などを話しました。

夫の後、私はNZでの2年間の日常生活におけるNZの人たちとのコミュニケーションを語りました(この内容の詳細については9月13日のブログに書いています)。この後は再び会場からの質問を受けました。会場とのやり取りの中で、多くの人が、NZに大きな関心をもっていらっしゃることが分かりました。学習会終了後、23歳の男性から私に「自分も海外へ行き、1年くらい過ごして、これからのことを考えてみたいが、英語はどのように学習すれば良いのか?」などの質問がされました。私は、「若いときに日本以外の国に住み、生き方、価値観、文化、慣習の違いを見たり知ったりすることは貴重な体験になるから、目的を持って準備をして海外での生活をしてみるのも意味がある」というような話をしたと思います。さらに、「NZやオーストラリアでは“ワーキングホリデイ”というものを利用して、1年間、彼の地で働きながら英語を学ぶことができるので、それを考えてみるのも良いのでは?」とアドバイスをしました。

その後は場所を変えて、あるホテルのレストランで、オーダーバイキング形式の懇親会をしました。初対面の人とも親しく、いろいろな話をしているうちに、バイキングの制限時間の2時間は過ぎていきました。

初めは、ちょっと緊張して臨んだパネルディスカッションでしたが、参加者の熱心さと優しいまなざしに助けられ、充実した時を過ごすことができた半日でした。

by eastwatery | 2007-09-16 23:20  

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