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今日も、嬉しいことがありました(10月17日)

今月は嬉しいことが重なっており、ハッピーな気分になっています。実は、私が母校で勤務している時、大学生だった女性が広島県の教員採用試験(小学校)に合格したのです。それだけでも、嬉しいのですが、私がこうしてブログに書くほど嬉しいのは、彼女には苦節8年の歴史があって合格をしたからです。彼女は大学4年生の時に受けた最初の教員採用試験には不合格となり、その後、28倍という倍率の公民館職員の試験に合格して、8年間社会教育主事として地域住民の学習に関わってきました。

そこでも彼女の個性と野外活動の経験を生かして、彼女らしい企画をし、講座を運営して来ていました。その間には小学校と協働して総合学習の授業でも活躍をしてきていました。
それは、それで彼女には適していたのですが、1昨年くらいから、やはり初めに志望していた小学校教員になりたいという夢を実現したい、と彼女は思うようになりました。

丁度その頃に私も彼女の夢の実現について相談にのっていましたが、その頃広島県の教員採用試験は厳しい状況でした。だから、家族の理解を得て、了承してもらえば広島県以外の大都市、たとえば、大阪、神奈川、東京などに受験するのもいいのではないか、その方が、合格しやすいという情報を彼女に伝えたのです。それからの彼女は、公民館の仕事の傍ら、受験勉強を始めました。昨年は、広島県が第一次までは合格したのですが、二次で不合格となってしまいました。そして、また、もう1年勤務終了後、ご両親が驚くほど自宅で受験勉強をし、このたび見事に広島県の教員に合格したのです。大阪も現在一次は合格していますが、二次は月末にならないと分からないのです。

でも、彼女は既に苦節8年で合格したこと、どのようにして合格したのか、後輩が今後合格することを願ってレポートを書いておりました。苦労人らしい彼女の心遣いです。今日は、公民館が休館日なので彼女を誘って、お祝いの昼食会をしました。社会教育が衰退の一途をたどっている現在、彼女としては初期の夢を実現することと、一生働き続けたいということで挑んだ試験でしたが、働きながらの学習は、さぞ大変だったと思います。見事な合格だと思います。そして、自分と同じように頑張っている後輩のためにレポートを書くという彼女の思いやりに感激した日でした。

by eastwaterY | 2006-10-17 21:57  

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