5大陸を走る(9月18日)
2006年 09月 18日
これから、あと何年こうして元気でいたり、活動することができるかどうかは、わかりませんが、健康に留意してできれば現在のような日々を送れたら、幸せです。その記念すべき「高齢者になった日」にすばらしい内容の番組をTVで見ました。
フランス人のジラールさん(52歳)が、先日日本で5大陸完走の日を迎えたのです。どんな大陸でも、どんな季節でも、どんな天候でも、1日に70~80kmを走ったのです。
そいう状況で車で伴奏し、常に彼を励まし、マッサージをし、彼の苦しみを共有しながら付き添ったのは妻でした。「妻がいなければ5大陸完走はできなかっただろう」と彼は感動していました。一番信頼できる妻と共に250日以上をかけて完走したのですから、超人的なことです。
印象的なのは、彼が日本1周をする中で感じたことでした。「日本を走っている時、それが大きな都会であろうと、田舎であろうと森の中を走っているような気分で気持ちよかった。僕は、有名人でもなくただ、フランス人のランナーなのに、日本人は私にとても親切にしてくれた」と彼は言うのです。確かに、TVでは様々な人が言葉が分からなくても何かをジラールさんにプレゼントしたり、「頑張れ」と励ましている場面がありました。言葉は分からなくても人は「心」によって会話をすることができるのだと思いました。そして、「日本は今まで走ったどこの国よりも違う独特の雰囲気がある」と彼は、いいました。
私はこれを聴いて、「まだまだ日本は外国人からみたら、平和な国であり、捨てたものでもないのだ。そして、朝早くから夜まで走っても安全なところなのだ」ということを改めて認識しました。このところ、あちこちで起きている犯罪や事件から、これ以後日本はどのような国になっていくのか、日々案じていた時に、外国人からみた日本の感想を聞き、少しだけ安心しました。しかし、今の若い人たちが、このジラールさんの言葉の意味をしっかりと考え、これからの日本をつくっていってほしいと思います。
by eastwaterY | 2006-09-18 19:39