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女性のキャリア支援講座Ⅱ(6月10日)

今日は、6月から始まった「女性のキャリア支援講座Ⅱ」の2回目でした。今日は、私が講義をする日ではないのですが、企画・運営の責任者であることと、最後にまとめの講義をするので、
そのために、毎回講座に出席しています。この講座は、仕事のためということもありますが、私自身にとっても大いに学習することができるものです。

今日の講座のタイトルは「女性起業家の経験から得たヒント~やりたい仕事を手にする秘訣~」
でした。講師は、6年間の専業主婦後、企画会社でライターやディレクターなどを経験した後、独立・起業されました。現在は、ボランティア活動のような形で広島のSOHOの人たちとSOHOクラブをつく例その代表をして、起業をしている人や起業したい人のサポートをしておられます。。

講座の受講生は30~40代の人が8割、2割は50代です。8割に当たる人は現在、仕事を持っているが、転職あるいは起業をしてみたい人1/2、後の1/2は専業主婦で子育て中ではあるが、一段落したら就職を考えている人たちです。そして、50代二人のうち、一人は、得意の英語を生かして塾経営を考えており、あとの一人は、自宅を開放して習い事をしながら、カジュアルな話しができるような居場所をつくっていきたいと、なかなか意欲的です。

講師のGさんは言います。SOHOをしている人たちは①自分の好きな仕事をしている、②自分のやりたいことを実現している、という人たちで、どの人たちも生き生きと仕事をしているそうです。では、自分が起業をしたいと思うのであれば、どうしたらいいか?
何よりも大事なのはコンセプトであり、「他にはない自分独特のコンセプトを明確に定めて全うすること」ということです。これがまず、第一段階で、第二段階としては、それを行動に移すには、まず、自分がやりたいと思う気持ちを分かってくれる人は、必ずいるという信念のもと、「思いを伝え、常に情報発信をしていれば、必ずつながっていく」ということ。そのためには何よりも第一印象が重要。第1回の講座の講師もその人に対する印象は、第一印象が83%で決まるということでした。そのために必修なのはビジネスマナーを十分に身につけ、特に敬語の使い方には十分配慮すること。

起業をする時に必要な能力は、①志、②技術力(専門知識)、③ビジネスマナー、④技術をお金にかえるセンス、⑤自己管理能力ということです。女性は、えてして女性だけで固まる傾向がありますが、重要なことは「男性のいるところへ積極的に出て行き、男性の考え方を学ぶこと」といわれ、そこが一番女性の弱点ではないかと思いました。しかし、実際の起業を見てみると、男性は「儲けること」を第一としてはじめから大きなことを考え、結構失敗する人が多いとのこと。一方で、女性ははじめは小規模から出発して、コツコツと努力をし、ひとつひとつを積み上げていく傾向にあるということで、これは非常に興味深いことです。女性で能力がある人が、企業などでは評価されず、独り立ちした方がその能力が花開くというのではないかと思いました。

上述の①~⑤で私自身をチェックしてみると、一番欠けているのは④技術をお金にかえるセンスです。私の場合、何よりも「人が成長することを見るのが喜び」という点です。私の仕事がすぐにお金に結びつくことがあるとは限らない仕事をしている部分もあるからです。人から客観的に私がしていることを見れば、「大学院まで行って、お金を使ったにもかかわらず、それを取り戻すほどの仕事をしていない」ということでお金で言えば収支決算が「赤字」ということです。
しかし、これはあくまで外的なものであって、私の内的なものはそうではありません。大学院進学を望んでいたある男性の学習相談・支援をしているときに「ボクは、学力・能力だけでなく、人間力をいただきました」と言ってもらったことがあります。これは私にとっては、今でも私の心の奥深いところに大事にとっておきたい言葉です。

by eastwaterY | 2006-06-10 22:19  

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