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卒業式第3弾(3月9日)

 今まで2回にわたって卒業式のことを書いてきました。これから私は、3月25日までに3回の卒業式に列席します。

 まず一つ目は、15日のS短期大学の卒業式です。約2年前、ローカル雑誌で社会人入学生を取り上げるので取材し、記事にしてほしいという依頼がありました。取材対象の3人の学生さんの年齢は、当時62歳(Aさん)、58歳(Bさん)、36歳(Cさん)で、当時は入学して2ヶ月足らずの時でした。記事のタイトルは「社会人学生の体験は第ニの青春時代」。記事は写真も含めてA4版2枚にわたりました。

 Aさん、Bさんとも結婚後から、これまで働き続けてきた人です。子どもが自立した後のこれからの自分の人生を考えたとき「目標があり、資格が取れる」学習をしたいと思い、食物栄養学科入学へしました。二人とも夫の理解も得て「今さら」というのではなく「今から」という気持ちで大学入学を決めました。

 一方、この二人より少し若いCさんは、「私の年代の友達は、今子育て真っ最中だったり、自分探しをしている人が多く、私が目的をもって大学へ行く事や自己実現できることを
羨ましいといっています」といい、短大を無事卒業できれば、管理栄養士になるために4年制大学へ進学したいと語りました。少し年齢の高いAさん、Bさんは、栄養士の資格取得後、仕事あるいはボランティア活動をしていきたいとしっかりと目標をもっているということでした。
 
 3人とも周囲の人からは「カルチャーセンターへ行けばもっとらくで楽しいのに、といわれますが、目標を持って若い人たちと学ぶ学生生活は何にも代えがたい」といい、エネルギーと若さに溢れ、未来に羽ばたく人たちでした。

 私自身も大学・大学院と社会人学生の経験があるので、彼女たちが始まったばかりの短大生活をイキイキと踏み出していることを大いに応援したいと思いました。取材がすんだ後、「2年後の卒業式には、必ず出席します!」と約束し帰途に着いたことを思い出しています。

 その彼女たちの卒業式が、いよいよ3月15日です。小さなプチブーケをもって3人の晴れ姿を見に、そして、思い切りの「おめでとう!よく頑張ったね」とお祝いの言葉を言いたいと今から楽しみにしています。

 2回目の卒業式、3月20日は、私の母校である大学の卒業式です。最近の女子大学の卒業式は、花畑に入ったように華やかで9割くらいが振袖姿、袴姿です。私が卒業した1993年頃には、まだ黒のスーツの制服が健在で一面真っ黒の式場だったことを思い出します。
 こうした時代の変化を感じながら、同窓会会長になった6年前から卒業式に列席していますが、在校生・卒業生の代表者が読む送辞・答辞も、最近は時代を表す内容になっています。昨年の送辞は、特に印象に残っています。

 この「送辞」では、男女共同参画社会の一員として先輩方がスタートをきることに対する期待とエールが述べられていました。また、途中で涙ぐみながら送辞を読む学生さんに先輩―後輩の関係の中で強い絆を結んできたことが感じられ、胸を熱くしました。

 そして、卒業式終了後、音楽の先生の作詞・作曲による弾き語りがあり、卒業生を送り出しました。この手づくりの卒業式は、小規模の大学の卒業式ならではの温かさがあり、感動しました。

 どうしても文章が長くなり、3回目の卒業式3月25日のことが伝え切れません。これは当日、伝える事にします。

by eastwaterY | 2006-03-09 16:46  

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