<   2008年 11月 ( 5 )   > この月の画像一覧

 

文部科学省へ行ってきました(11月29日)

11月26,27日と上京してきました。出張の目的は文科省へ私がが勤めている協議会の本年度学習支援事業の進捗状況の報告でした。

この協議会に就職した当時、一度文科省の会議に出席したことがありました。その時には、全国で16協議会があり、それぞれが学習支援事業をしていたのですが、現在は13協議会になっていました。いかに文科省の委託事業が厳しいものであるか、ということです。もっとも、3協議会が抜けたのは、落とされたのではなく自主的に抜けたということのようです。

突然、進捗状況を7日以内に書いて文書提出、その後27日に会議への出席という文書が文科省からきて、私たちは、大慌てでした。というのは、その文書の締切の翌日に本年度の本協議会の会議を開催する予定だったので、そのための文書作成をしている最中に、文科省の文書作成が入ってきたわけですから、大変も大変。睡眠不足の日々でした。

なんとか文書もできて上京。北の地方の協議会から順次進捗状況の発表をする中、委員や主査の先生方、文科省の方々からの厳しい意見。我が協議会は、順番としては最後となり、本協議会は、私の上司の教授が共に作成した文書を基に発表しました。戦々恐々としている中、主査の某大学教授が口を開かれました。

「広島は素晴らしい取り組みをしていますね。いろいろな所とつながりながら、よくこれだけの学習支援事業ができますね。どうしてこのように素晴らしいことができるのですか?」
驚きました! 確かに、多くの人の支援を受けながら、検討しながら、一生懸命学習支援事業を展開していますが、まだまだこれでは・・・・・と思っていただけに、厳しい教授からこのようなコメントが出るとは! 本協議会の教授は、いささか上気した顔で「わが協議会は、このような講座をしたいという考えと熱意をもって、事務局が頑張ってくれています。それをまた、女性支援委員会がバックアップをしてくれているのです」というような意味のことを言われました。

この仕事に就いて1年余り。ただ一筋「少しでも人々のニーズに応えて、喜んでもらえるようなキャリア支援講座をしたい。そして、意識を変え、仕事につながっていくような行動へ移っていけるように・・・」という思いで企画・運営してきました。その思いに応えてくださった各地の講座リーダーが、私たちの思いを共有してくださり、私たちの不足部分を補っていただいています。もちろん、受講者も企画運営者と共により良い講座になるよう、頑張っていると思います。
「講座」というのは主催者と受講者が共に創っていくものですから。

しかし、何よりも女性支援委員会の存在が、厳しくも温かな目で見守り応援してくださっていることが心強いのです。帰途の新幹線で、広島に到着してこのことを伝えるには遅すぎる感じがして、騒音の多い電話に負けず、女性支援委員長に電話をし、共に今回のことを喜び合うことができました。

この学習支援事業はあと1年半は続く予定です。まだまだ、厳しい場面を通り抜けたり、時間に追われたりなどストレスフルな日々が続くと考えられます。

なんとか心身共に健康で1年半の日々を乗り越えていきたいと思います。
[PR]

by eastwaterY | 2008-11-29 22:59  

日本人は正直だ(11月24日)

3連休の初日は仕事でしたが、あとは久しぶりにガーデニングをしたり、本を読んだり、
時々仕事をしたり…・ゆったりした時間を過ごしました。

JALが会員向けに発行している『Agora』に、ほっとした一文が掲載されていました。タイトルは「オフィスの救急箱」です。これは「オフィスグリコ」の登場のことを言っているのです。
「グリコ」とはお菓子のグリコ。そして・・・「オフィスグリコ」は24個のお菓子が詰まった小さな透明ボックスのことです。

今や、このお菓子ボックスがオフィスを席巻し、サラリーマンたちは、日夜ポリポリやりながら仕事に励んでいるのだそうです。その数、すでに10万個。でも、日本の職場で自由にお菓子を食べるという習慣が根付いているとは言えないと思いますが、どころが、どっこいです。

職場への「置き菓子」の発想は、少子化によりお菓子の売り上げが低迷しているグリコの推進部員が野菜の無人販売をヒントに思いついたとのこと。農家の人から代金回収率が9割と聞いて、持ち逃げをする日本人はほとんどいない、ということを知ったのです。このように野菜を作る人に感謝の心をもつ日本人は、お菓子をつくるグリコにもきっと代金を払ってくれるはず、という希望的観測に基づいて、オフィスの「置き菓子」販売が開始されたとのこと。

この方式は、お菓子を買うとき、ボックスから自分で取り出して大口を開けたカエルの代金箱に100円を入れる、お菓子の入れ替えは週1回程度、サービススタッフがオフィスを訪れて代金を回収するというやり方。

なんと、お金の回収率は約95%ということです。「日本人は正直!」とボックスを設置した会社も社員を見直したとか。もう一つ、予想外だったのは、購入者の7割が男性だったこと。なぜ?
男性は自分も食べるが、何個か購入して部下へのご褒美にするとのこと。しかも、「がんばったね」という言葉を添えて。たった100円で部下とのコミュニケーションが図れれば安いものです。

作家の江上剛さんは「成果主義の導入が行われ、過労自殺が年々増えるなど職場のストレスが高まっている。もし、「置き菓子」を設置した職場の生産性が向上するという公式の調査報告が出されたら、これは労使協調、年功序列に並ぶ日本の成功で盛るになるかも知れない」と言っています。 この文章は、確かにそうかもしれませんが、理屈っぽい!


私が、感動したのは、野菜の無人販売の回収率が9割とうこと。オフィスの救急箱の回収率95%で、おまけに上司が部下へのご褒美に、この救急箱を使って心のこもったコミュニケーションを図っていることです。

阪神大震災の時にも、暴動などや崩れかけたお店に入って物を盗んだ人がいなかったことに感動しました。その時から、日本は倫理観や道徳心が徐々に失われていることを嘆いていましたが、少なくともこの記事で読む限り、就労者の年代には、まだまだ「日本人は正直だ、日本人は優しい」ということです。

良かった、安心した・・・・・というのが今の私の気持ちです。
[PR]

by eastwaterY | 2008-11-24 20:58  

「いのちの授業」山田泉さんの命の灯が消えました(11月22日)


今朝、朝刊を読んでいると、小さなコーナーの「お悔やみのお知らせ」欄に山田泉さんの逝去のお知らせが載っていました。彼女は49歳。NHKでも数回放映された「いのちの授業」を各中学校などで行った人です。彼女は乳がんの闘病体験を生徒に語る「いのちの授業」に2002年から取り組んでいました。何度目かのNHKの番組を見た私が、その感動体験を自分のブログに書いたところ、彼女からコメントが入り、驚いたことがありました。それ以来、何度か彼女とのやり取りをしましたが、どうもそれ以後は体調も優れず、それでも彼女は地元の大分市だけでなく全国各地で、多くの人に、「いのちの大切さ」を伝えるための講演活動を伝えていました。

彼女の講演で、どれだけの人が「命の大切さ」に気づき、勇気をもらったことでしょう。彼女が勤務していた中学校でも、彼女との出会いで、自分の生き方や考え方を変えていった生徒が何人もいたようです。空理空論ではなく、彼女の実体験から出た考え方や生きる意味を伝える「いのちの授業」は、敏感な年頃の思春期の子ども達に対して、生きていく価値観や生き方にどれだけ大きな影響を与えたか、想像もつかないほどです。

もっともっと生きていただきたかった人です。私は彼女に「無理をしないで、少しずつ休んで、もっともっと生きてください」という意味のことを書きましたが、彼女は自分自身で命の残りを知っておられたように、精力的に各地で講演をしておられました。

でも、今思えば、もうずっと前に生の期限はお医者さまから決められていたようで、彼女は精一杯頑張って、そして、これ以上がんばれなくなり21日に命の灯が消えてしまったのだと思います。

「命」が軽んじられている現在、彼女の役割はとても大きかったと思います。
山田泉さん、忙しかったでしょう。どうか、ゆっくりとお休みください。よく、頑張られました。
有難うございました。

今日は、これから、夕方まで仕事です。もっと、いろいろ書きたいことがありますが、もう時間がありません。山田さん逝去の報に接し、書かずにはいられませんでした。いってきま~す。
[PR]

by eastwaterY | 2008-11-22 08:16  

社会人のための ”まなびcafé“ (11月9日)


今日は、広島市まちづくり市民交流プラザ主催で私が立ち上げた「社会人学生ネットワークきらめき」(愛称:SGネットきらめき)が協力、という形で社会人のための ”まなびcafé“ を開催しました。”まなびcafé“ のチラシには、このように書いてあります。

社会人学生の経験者、「学び」「生きがい」について一緒におしゃべりしてみませんか。
何か新しいことを学んでみたい」、「資格や免許を取得したい」、
「自己啓発は、どうすればいいのかなあ?」 その思いをアットホームな雰囲気で、
みんなで話しましょう!話しているうちに、何となく、「自分が見えてくる」・・・・
そんなサロンのような相談会です。前半はゲストのお話で、後半は
コーヒーを飲みながら、みんなでおしゃべりをしましょう。
  
9月の”まなびcafé“ では、「SGネットきらめき」の会員である40歳代のKさんが、ゲストスピーカーとして、体験談を話してくださいました。Kさんは、20歳で経理関係の資格を取り就職をした後、もっと多様な経験をしたいと、アメリカへわたり5年間、さまざまな職業にチャレンジした後、帰国。その後、日本で経理関係など経験して、働きながら産能大学で通信教育を受け大学を卒業。そして…仕事を続けながら役職に就いた時から、マネジメントを学ぶ必要性を感じ、広島大学の夜間の大学院で2年間マネジメント専攻で研究し、今年3月に修了。彼曰く「現在は、どんどん変化が激しい世の中なので、習得した知識や技能も、すぐに陳腐化するので、生涯学習を続けていくことが必要だ」ということでした。その話の通りKさんは、現在も仕事にかかわる資格取得の学習をしておられます。

そして・・・・・・今日は、広島大学大学院教育学研究科准教授のF先生に、先生自身の社会人学生の経験と自分が現在に至るまでのプロセスを話していただきました。講演のタイトルは「学び―それは、社会参加への新たなステージ」でした。F先生は、若い時にJ大学進学。在学中に通訳学校へ通ううちに、さまざまな社会人学生の学ぶ姿勢に出会い、社会の矛盾や様々な価値観に出会って、大きな意識の変化があったそうです。卒業後は、アメリカのABCTVの日本支社で特派員のアシスタントをし、報道の面白さを実感したとのこと。しかし、このころは、好きな仕事をしながらも伝統的な価値観を持っていたため、あっさりと辞職して自営業の夫と結婚。1児の母親となった後、夫と共に簿記学校で実学を学ぶ傍ら、英会話の講師などをしているうちに再び国立大学へ社会人入学生として入学。その後は、社会教育学に関心を持ち、ついに東大の博士課程後期まで修了されて、大学の非常勤講師をした後、埼玉県での生活から家族と離れて単身で広島大学へ赴任されました。ちなみに先生が赴任された当時、私は修士課程2年後期で修士論文をうんうん言いながら、書いてる最中でした。

先生は、広島大学へ赴任され現在5年になりますが、これまでの自分の道筋を「学びによる自己変革と社会参加」と言われます。私自身も修士で「成人の意識変容の研究」をしたので、先生の理論といくらか共通する部分もありました。その後、先生には、現在の研究テーマである「アメリカ市民の育成と教育に関するサービス・ラーニングの取り組み」を話していただきました。この考え方は「学びと社会参加のスパイラル」だということでした。時間不足のために、十分このテーマについて聴くことができなかったので、2月の第3回”まなびcafé“で、もう少し詳しくサービス・ラーニングについてお話いただくことにしました。

今日の参加者は15名で20~30代の人が半数でした。後半は、お茶おとお菓子を嗜みながらカジュアルな雰囲気の中で、先生のお話を聞いての感想や質問をしました。「現在、自分の仕事について悩んでいたが、新たな考え方に気づくきっかけを貰った」とか、「近い将来、次のステップアップのために大学院進学を考えたい」、「学ぶことに年齢は関係ないことがわかり、勇気をもらった」などの声がありました。私にとって、11月は公私ともに今年で一番忙しい月ですが、今日の”まなびcafé“ のおかげで気分が変わって、昨日の講座開催・運営の疲れもとれました。
[PR]

by eastwaterY | 2008-11-10 00:01  

長い間、ご無沙汰をしていました(11月2日)


10月13日から20日間、ご無沙汰をしていました。ブログを書き始めたのが、2005年12月20日。その日以来、こんなに長くブログを書くことができなかったのは初めてです。ご心配をかけしていたら、すみません。
時々、このブログを訪れてくださる皆さんのブログにはお邪魔をしていましたが、それもだんだんしなくなっていました。書きたいことが、たくさんあっても、どうしても文章にすることができないでいました。

理由の一つは、とにかく忙しいこと。仕事でも各地の講座が始まって、それに連れてかかわる仕事が増えたこと、広島県内の週末の講座で各地に行くことなど。また、情報誌作成のための企画・調査にかかわっていること。その上に、今年度、広島市で開催した「メンター養成講座」修了生による「女性のための再チャレンジ応援室」の立ち上げのために、マザーズハローワークなどへ修了生と学習に行くこと、「対応シート」、「マニュアル作成」など怒涛のように仕事が私に襲いかかってきた感じの日々でした。

それでも、どの仕事も私とっては、充実感を感じることができ、講座の講師・受講生とのつながりは楽しいものでした。しかし、土・日も休みなく働くことが続くと、やはり心身ともに疲れが溜まってきて、感情が鈍くなってきたのか、ブログを書くことができなくなったのです。その上、内部のコミュニケーションの問題などが、私の進退を決めなければいけないところまで追いつめてしまいました。しかし、この1年間積み上げてきた仕事を、私の気持ちや考えだけで簡単にやめるわけもいかず、周囲からの引きとめるための提言・意見で、まだ私の決心は迷走を続けています。

さらに、11月中旬には、キャリアアドバイザー資格取得試験があります。思った以上に厳しい試験内容に戸惑いつつ、ともかく合格を目指してこの連休は学習三昧の日々です。こういうことを「三昧」というのでしょうか? 連休の初日には、同じ目標をもった仲間たちと実技の練習を課題を数時間してみたりもしました。一つひとつ課題をこなしていく中で、少し気持ちに変化が出てきて、前向きに物事を考えていこうと思うようになりました。

この年齢まで、さまざまな仕事をしてきましたが、このたびほど仕事について長期間悩んだこともないし、責任を重く感じたことはありません。考えてみると、ずっと自己否定をしてきていたようにも思います。今日からは、少し自分を肯定できるようにしてみたいと思います。
[PR]

by eastwaterY | 2008-11-02 21:37