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10代の心模様(10月29日)

10月19日付中国新聞に児童精神科医の西田篤さんが、心に問題を抱えた子どもたちの素顔を紹介していました。西田さんは、不登校、引きこもり、いじめなど、診察を通じて子どもたちや保護者らと向き合ってきました。そういう中から、多様で多感な子どもたちの心の変化や保護者へのアドバイスを書いています。

最近子どもたちが変わった、とよく言われますが、西田さんが診察していて感じるのは、悩みをきちんと言葉で語らないことだとのこと。会話を通じて信頼関係を作り上げることができにくくなっていると感じているそうです。

そういう変化を感じたのは、2,000年前後とのこと。その原因は、地域で支えられてきた、と感じられないこと。更に、核家族化が進み、離婚家庭が増え、不安定な生活の中で育っていると感じることが多くなったとのこと。

それ以前は、そのような環境で育ってきた子どもには悩みを聞いて彼らの背負っている重荷をとると治まっていることが多かったのだそうです。最近は、それ以前の育っていない未熟な部分、幼い部分を生活の中で「育て直し」する必要がある、と西田さんは言っています。

子どもの未熟な部分とは、必要な時期に必要な経験をしていないこと。小さい頃はしっかり親に愛され、相手にされた経験が必要。同時に壁としての親にぶつかる必要があり、その結果、安定した思春期に入っていけるとのこと。

きょうだいが少なくなり、親類からも疎遠になって支えられるものがない場合は、親との関係が子どもにとって重い意味を持つことになるのです。親は、必要なときには叱りサインをきちんと受け止めることが必要であり、子どもの成長に対して責任を負う立場にいるが、最近では、そういう覚悟や準備ができていない親が多いということです。

また、以前の子どもたちは、人とかかわることが大事だし、かかわらないと寂しいという感じがあったが、今は「人は人、自分はじぶん」とか、自分の世界に閉じこもることで安住してしま傾向にあることを西田さんは、危惧しています。そして・・・・思春期の親に対しては、「困ったときに抱え込まないで、うまく人に頼り、支えてもらうことを考えて欲しい。子どもに素朴な感心を持って彼らの生活を見て欲しい。子どもたちも親から見守れているという、ある種の安心や支えがあると言うことを感じます。」とメッセージを伝えています。

この西田さんの文章を読み、私が思うことは、現在の子どもたちの親は1960年~1970年代に誕生し、成長している人たちだということです。日本の高度成長期の中、多くの人たちは、「お金」が中心の価値観となり、「心」を持って人とかかわることが少なくなった時代に育った人たちです。
つまり、親自身が未熟なまま親となってしまっていたのです。そういう親から生まれた子どもたちは、人とより一歩前に行くことを求められ、「必要な時期に必要な経験をしていないこと。小さい頃はしっかり親に愛され、相手にされた経験がない」ということではないでしょうか?親は
必要な時期に友人と交わり共に楽しい思い出を作ることなどを考えず、愛しているつもりで、ひたすらお金を使って知識をつけさせ、人との差別化を図るということをしてきました。人との関係(親との関係をも含む)というのは、深く付き合えば、付き合うほど、喜怒哀楽の感情も交じり合うこともあります。しかし、相手と真剣に向きあえば、そういうことがあるのは当然で、そういうことを通して、やがて人と人とはつながっていき、お互いを理解するようになると思います。そこにコミュニケーションが生まれ、支え合って生きていかれるようになると思います。
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by eastwatery | 2007-10-29 21:45  

久しぶりの休みのつもりが・・・・(10月28日)

先週の1週間は、駆け抜けた感じで過ごしました。「日本女性会議2007ひろしま」終了後の充実感と達成感をゆっくりと味わう暇もなく、新たな仕事場では、次々といろいろなことがあり(やたらと会議が多い)、あっという間の1週間でした。今日は、1日ゆっくりするつもりでしたが、女性会議の整理作業と依頼されている原稿の作成であっという間に1日が過ぎていきました。まだまだ女性会議の後始末作業は続きそうです。しかし、昨日は、楽しいことが二つあったので、忙しくても良い1日でした。、

昨日は大学の同窓会総会がありました。今年の4月まで8年間同窓会長をしていましたが、多忙を理由にやめさせてもらい、今は新会長のサポーターとして、同窓会総会まではということで、何かあればアドバイスをしていました。新会長は27歳ですから、一気に同窓会役員の平均年齢が若返りました。懇親会のアトラクションは同窓生が日本舞踊、元教授が「南京玉すだれ」などを披露され、結構楽しい時を過ごしました。

しかし、昨日は、広島市まちづくり市民交流プラザから「生涯学習相談会」を依頼されていたので、同窓会懇親会を退席するのは残念でした。昨日の相談は、1週間前に一度相談を受けた人で、宿題を出していたので、そのことについて相談を深めていきました。

相談者は、50歳代の専門職の女性です。第1回の相談では、長年思い続けた職に就くために大学・大学院へ進学したい彼女に対して、まず早期退職をして進学することに対する家族の理解、経済状況、健康状態などを尋ねました。その後、自宅で進学したいという思いは一時的ではなく本物か、ということを、数枚の「ふり返りシート」(これまでの自分の人生や学習履歴をふり返り、これからの人生を考えるためのシート)に記入してもらいます。

このシートに記入した時点で、長年心の中に秘めていた思いを再確認し、これからの自分の生き方を前向きに考えていくようになります、ここで、第一段階の自己選択・自己決定ができたら、学校・学部や社会人学生としての学習方法を提示し、相談者と共に今後を考えていきます。自分の進む道が見えてきた相談者は、新たな人生への希望を確認し、充実した日々を送るようになります。

その後は、同じ相談員である私ですが、「社会人学生ネットワークきらめき」に属している者として、社会人入学の受験に必要な内容を相談者に適した学習方法を用いて指導します。この段階からは、この「生涯学習相談会」での相談は終了し、「社会人学生ネットワークきらめき」へ指導が移ります。

昨日相談を受けた女性は、家族が定年前に早期退職をして大学・大学院は進学するとことに対して非常に理解があり、お連れ合い、子どもさん共に彼女の進学に大賛成とのこと。「学習履歴」にこれまでの学習履歴を記入してもらったところ、常に目標を決め、それに向かって努力をし続けている人でした。これだけの根性と努力・意志の強さがあれば、あとは受験までに必要なことは、進学先の大学の状況を調べ、過去問から合格するよう、小論文のアドバイスをするだけで十分だと思いました。彼女の努力はきっと報われると私は信じています。来春が楽しみです
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by eastwatery | 2007-10-28 23:41  

出張から帰りました(10月26日)


昨日、文科省の会議から帰宅しました。女性会議の全国大会終了後、すぐの出張だったので、さすがに疲れました。しかし、収穫の多い旅でした。久しぶりに友人にも会え、
東京の2日間は公私共に充実していました。

文科省の会議は、会議というより、再チャレンジ事業を受けた団体の経過報告と意見交換なので同じ目的と目標であっても、各団体一つひとつは違っていました。「再チャレンジ」というのがテーマで、一番多かったのが、チャレンジの学習支援の対象者が「女性、団塊世代或いは団塊世代以後の人を対照した人」でした。私たちの団体は団塊世代がなく、1年目は「ニート、フリーター」を対象とし、2,3年目は主に女性(育児世代)が対象となります。

ただ、ニートに対する講座は人々の質問がかなり難しく、教授が発表以後「一般的に意欲がなく、家より出ることができにくいニート人たちには、どのようにしていくのか」という疑問や質問が相次ぎました。私たちの協議会は、この講座を運営していく団体が、既にこういう人たちとある程度つながりがあるので、このつながりを生かして講座やワークショップをしながら、就業への道筋を立て、拓いていこうとしています。女性対象については、2年目から主となる事業なので、女性支援委員会を立ち上げ、母親の再チャレンジジを主として、女性が基礎的な学習をし、目覚め、次のステップであるメンター講座へつなげていき、最終的に就業するように再チャレンジ事業を進めていきたいと考えています。

ある団体は、他とは明らかに異なって視点から「再チャレンジ」を考えていました。まず、対象者です。この団体では、対象者が「高校生、団塊世代(郊外での農業、漁業など
第一次産業へのインターシップなどを考えています。

ここまで書いたところで猛烈な睡魔に襲われました。続きは明日とします。
明日も忙しく大学の同窓会(主催者側)で朝早く自宅を出ます。その後、市民交流プラザから毎月1回の相談会の相談員を依頼されているので、同窓会を早めに切り上げて、学習相談会の部屋で相談者を待つことになると思います。
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by eastwatery | 2007-10-27 00:02  

東京へ出張です(10月24日)

私の感覚では、まだ23日なのですが、時計を見ると24日になりました。
今日は文部科学省で行われる会議に出席するため上京します。文部科学省は東京駅の南口から3分の場所にあるので、方向音痴の私でも無事たどり着けるでしょう

この出張は文部科学省認定の「広島県再チャレンジ学習支援協議会」関係の出張です。各地の同じ様な事業を展開している団体や教育委員会の人たちが集まって会議や意見発表をします。広島県のこの事業は、10月中旬から始まったばかりで、まだ、講座などはしていません。

従って、共に出張する教授が、パワーポイントを使って、これからの私たちの活動の概要を話し、将来どのように展開していくかを発表されます。私は新米事務局長なので、今回は皆さんの発表を聞き、情報を得ながら、これからの展開の糧にしようと思っています。

ということえで、明日は早く広島を発ちます。あー、もう睡眠時間が余りありません。明日のブログはお休みしまます。
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by eastwatery | 2007-10-24 00:52  

「日本女性会議2007ひろしま」終了Ⅱ(10月22日)

昨日の続きです。私たちの分科会の実行委員のうちの一人には、乳児連れで参加して下さった人がいます。Yさんです。彼女は20代後半の2児の母親です。

だから、育児の都合で夜行われる月1回の分科会全員会議には、なかなか出てこられなかったのですが、私たち「分科会キャリア教育」のシンクタンクとして、ずいぶん貢献してくださいました。Yさんは、大学、大学院で『キャリア教育』を研究してこられたので、私たちより、はるかに知識面では詳しく、また、研究者に適した性格、一つのことをしっかりと深く考え、問題点を追求し、よりよい答えを出していくことについては、私たちは及ばないところでした。乳児がいる母親として、よく活動してくださいました。

そもそも、彼女を実行委員としてお願いしたときに、私は「実際に会議に出席しなくて良いから、あなたの学習・研究したことを通して、お手伝いをして欲しい」とお願いをしました。しかし、若くても人間的に成熟している彼女は、常にメール連絡でも普段活動している人への感謝を欠かさず、自分が活動できないことに対して「すまない」という気持ちを書いてこられていました。

いよいよ本番の大会がせまったとき、「自分ができることがあればやりますから、遠慮なくおっしゃってください」といい、乳児を連れ、間で母乳を含ませつつ会議へ参加してくださいました。
本番では、子どもに母乳を含ませる時間を配慮し、彼女の得意な緻密な能力が必要な役割や、講師の接待などをお願いしました。一緒に接待に参加した50歳代の女性が「若いのに、きちんとした人ね」と感心するくらい活動してくださいました。

彼女は論文を書くのが得意だし、研究活動に適性があるので、今回の報告書(各分科会で各4ページずつ書く)という、大会終了後の宿題を彼女にお願いしてみました。「はい、これまで余りお手伝いをすることができなかったので、やらせていただきます」と爽やかな笑顔と共に快諾してくださいました。

彼女の年齢からすると、これからいくらでも社会的な活動できる人です。だから、ぜひ、この大会の実行委員として参加して欲しかったし、私たちの跡継ぎとして共に活動して欲しかったのです。延べ人数7,000人を集める大会は、おそらくこれからもそうあることではないと思います。だから、そういうことを経験してみるのも、彼女が少しでも自信をつけることにもなると思ったのです。そのことをちゃんと理解して、報告書執筆を引き受けてくださったYさんに、心から「有難う!これからの女性のために精進してください」といいたい気持ちです。
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by eastwatery | 2007-10-22 22:31  

『日本女性会議2007ひろしま』終了Ⅰ

今月19・20日の『日本女性会議2007ひろしま』では、参加者数延べ7,000人の参加者を得て、盛大に開催されました。これで、今まで2年間、いろいろなことをしながら、活動して来たことが、はじめて日の目を見ました。私たちは、分科会で「キャリア教育」を行いましたが、会場は100人以上の参加者が集まり熱気むんむんの時を過ごしました。基調講演とシンポジウムに登場していただいた、先生方も限られた時間の中で参加者に理解してもらえるようにパワーポイントを使いながら、丁寧な講演や発言をしていただきました。シンポジウ前半終了後、書いていただいた質問事項にも多くの人が意見や疑問を書いてくださり、シンポの後半は参加者と登壇者の先生方と活発な意見交換ができました。

参加者には、最後に感想カードを書いていただきました。3/4の参加者が熱い思いを持って、ひとり一人びっしりと感想を書いておられました。「キャリアの本当の意味が分かった、いかに人生においてキャリアを考えることが重要かがわかった、子どもが幼いときからキャリア教育を心がける必要があると分かった・・・・、感想と共にたくさんのいいアドバイスも多く書かれていました。


4人の実行委員に加えて大学生3人、ブログを読んでボランティアを志願してくださり、当日朝早くから参加してくださったKさん、そしてその他のボランティアの人たちが一体となって、自らの役割を十分に担って下さって、責任者の私としては、全員に大きな拍手とありがたい感謝の言葉を贈りたいと思いました。何が一番よかったかといえば、みんながつながって一つの目的に向かって3時間を過ごしたということでした。終了後、後片付けの時も、私が何も指示しなくても自分から積極的に行動してくださいました。

終了後、ボランティアをしてくださった大学生の一人が「このような会に参加できることは一生に一度あるかないかです。参加させてくださってありがとうございました。これから就職活動が始まります。今回の「キャリア教育」シンポのお話を参考にしつつ、自分の未来を決めていこうかなと思います。」という、メールを翌日くださいました。私としては、大学生に入っていただいたのは、彼女たちがこの「キャリア教育」でボランティアをして、得ることがあるのは間違いないことだから、活動しながら学んで欲しいと思っていました。彼女のこれからの人生に重要な意味を持つ「キャリア教育」だということがある程度理解できたことは素晴らしいことだと思います。

毎日フルタイムの仕事をしつつ、この会議の準備をしていくことは、睡眠時間を削っての日々でした。京都から登壇者の独りとして参加して下った先生が、」「いろいろ、お世話くださってありがとうございました」といって、お土産を下さったとき、感動して思わず泣きそうになりました。いったん、社会に出た後、努力をしながら、教授になられた心細やかなお人柄を感じました。
まだまだ、シンポジウムの内容などを書きたいのですが、今日は、このくらいにして、またボツボツ書いていこうと思っています。
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by eastwatery | 2007-10-22 00:35  

子どもが被害者の事件(10月17日)

このところ、新たな仕事が忙しいのと、女性会議の開催までにあと2日となり、超多忙になっています。昨日もフルタイム勤務後、車で高速を走り、午後6時半からの女性会議の会議に参加し、帰宅したのは午後11時半でした。

今日もフルタイム勤務の予定でしたが、女性会議の最終的な詰めの作業が多くあり、勤めは休日としました。明日は休むわけにもいかず、女性会議の前日にもかかわらず、フルタイム勤務となる予定です。女性会議は大会の最終段階の忙しさ、仕事の方は始まったばかりの忙しさで、両者が重なってしまい、一番大変ことになってしまいました。

でも、やはりブログは書きたいので、今日は書きます。今日以後は、ブログは少しお休みをすることになるでしょう。現在睡眠時間を削って活動・仕事をしているので、教授からも仕事の方は、長丁場だから「健康第一」を考えるように忠告されています。

さて、今日の本題に入ります。
またまた、子どもが悲惨な事件・事故に巻き込まれてしまいました。一つは、7歳の少女刺殺事件ともう一つはエスカレーターへ小3男児が巻き込まれた事故です。経済的にも豊か、便利な生活ができるような環境にある日本で、なぜ、このようなことが起きるのか、本当に悲しくなりますね。

刺殺事件については、公園で友人と遊んで自宅の前まで帰ったところで、襲われています。この子が住んでいる地域は子どもが多く、夕方までは見守りの人たちが、比較的多く立っている地域だそうです。だから、まさか、自宅の前でこういうことになるとは、誰も想像することできなかったでしょう。想像ですが、おそらく少女の後をつけて誰もその辺りにいないのを確かめて襲ったものと思われます。 とても顔立ちの整った可愛い少女でのようです。

少女は救急車で「男の人に刺された」といったそうですが、その後病院に運ばれた後に亡くなっているので、それ以上のことは分かりません。これから聞き込みなどを含めて捜査があると思います。このような事件は最近増えており、日本はアメリカと違って「銃社会ではないから安全」といわれていたことは、もう通用しなくなりました。

だから、問題は、警察によって警備を強化したり、ブザーを持たせたり、学校内に他人を入らせないようにするなど、いろいろハードを整えてもダメなのです。なぜかといえば、私は、事件が起こるのは、「人の心」の問題だからだと思うのです。世の中は、どんどん格差ができ、人と人との距離が遠くなり、コミュニケーションが取れなくなっています。人とのつながりは物理的な距離の遠さは関係ありません。たとえ、距離的に離れていても「自分のことに関心をもち、気遣ってくれる人がいる、自分を大事に思ってくれる人がいる」という気持ちがあれば、自尊感情も高まり、人生をあきらめないと思うのです。
私は、このような事件を起こす人は、人生をあきらめているのではないか、自己否定感が強いのではないか、と思うのです。もちろん、そうではなく、変質者も考えられます。

以前にも書いたように「学社融合研究会」が取り組んでいる学校を開放し、子どもも大人もつながって友人になれること。地域の大人は地域の子どもをよく知っており、子どもは地域の人たちを知っている関係を作ること。そうなれば学校に、そうでない人が来たときには、すぐに分かるのです。

要するに子どもが「地域の子ども」として、地域社会の中で育てられているということです。それが、すなわちソフトでの悲惨な事件を防ぐことになるのです。そのためには、まず大人と大人がつながっていき、「自分さえよければ良い、自分の家庭や子どもさえよければいい」という考えかたを変えていくことだと思います。
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by eastwatery | 2007-10-17 20:14  

心つながる関係を築く(10月15日)

大国和江さんは、家族や教育問題を多く手がけている弁護士であり、広島では講演活動を幅広くしている弁護士として有名な方です。

大国さんは、8月にモンゴルを旅をして、ゲルを持って移動する遊牧の民のゲルに宿泊し、現地の生活を垣間見ました。子どもたちは、たくましい顔と体形で、昔の日本人の子どもの顔そのものとのこと。草原を馬に乗って駆け回る子どもの姿はかっこよく、きらきらとして目と笑顔が可愛いく「どうして、こんなにいきいきとしているのか」と思ったそうです。

ひるがえって日本を見ると、弁護士として大国さんは家族関係をめぐる相談を受けることが多く、日々家族の「崩壊の危機」に向き合う日々とのこと。一つは、住宅ローンを初めとする多額の借金地獄。借りた動機は、携帯電話が、パソコンが、エアコンが、自動車が欲しかったから。子どもの塾代、お稽古事代が必要だったから。

もう一つは、家族がばらばら。夫は自分の給料を自分で管理し、家計に十分に入れず、そのため妻が働いて、学費、生活費を得るが、夫婦の会話はお金のことばかり。その挙句の夫婦喧嘩の日々。夫と別れたくても子どものことを考えると別れられない。

こうした相談に接して大国さんが感じているのは、いまの夫婦・家族は、『お金』の問題というよりも、人間としての生き方にかかわるところで問題を抱えているのではないか、ということ。その結果、欲求不満、ストレスにより家族間の犯罪につながっています。妻は保険金ほしさに夫を殺害、母親は自分の意のままにならない子どもを虐待。子どもは親の思い込み教育に反抗し家庭内暴力に走るなど。ひどいときは、親・兄弟の殺傷。そのような家族間の犯罪は毎日のように報道されていて朝、TVを見たり、新聞を読むのが怖いほど凄惨な事件が起きています。

大国さんは、「心でつながる家族の再生が、また、親も子も家族の一員として成長していく関係がいま、家族に求められているのではないか」といっています。同時に、モンゴルの遊牧民の人たちは、厳しい自然の中で、日々の生活の営みの中で生かされていることに感謝し、先人の知恵をしっかりと受け継いでいるとのこと。「お金」よりも「尊敬」と「信頼」で結ばれている家族に愛されて、のびのびと大草原を駆け回る子どもたちの姿は印象的であったようです。

以前、大学院の集中講座で、日本は今(特に子育てにおいて)『豊かさの病』の状態になっているということを学びました。「豊かな生活」では、物や金をいくらでも欲しくなり、我慢をすることができにくくなります。そして、「豊かさ」に反比例するように、「心」は貧しくなり、利己的な生活になりやすいのです。

このことは、日々の生活の中で十分感じています。ブランドの氾濫、同じような流行の傾向、それに追いつけなければ「不幸感」を感じるということ。だからか、「幸福感」を感じることより、「不幸感」を感じることが多くなるということ。そこには子どもたちのイキイキした目も、他人に気配りできるやさしさもなくなってしまうのです。

今一度、日本人は、自分の生き方を振り返り「人とつながって生きる」ということは、どういうことか、を真剣に考えるときに来ているのではないでしょうか?
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by eastwatery | 2007-10-15 22:22  

五行詩(10月14日)

1昨日、「五行詩」の鑑賞展が開催されていたので、協議会の仕事の終了後、広島市まちづくり市民交流プラザへ行ってきました。ここでは、「社会人学生ネットワークきらめき」(SGネットきらめき)の会員二人が、この鑑賞展に出品していらっしゃるのです。

「五行詩」は単価でもなく、俳句でもない、日本のこれまでの詩形から新しく考えられた、自由で書き易く、また完成しやすい短い歌(自由律詩)の形です。ルールとしては、

「五行で書く、  行分けは、自分のリズム(呼吸)で行う、  文語はなるべく使わない」というルール以外は自由です。楽しかったこと・悲しいかったこと・腹立たしかったこと、恋心・愛情・友情・自然との会話・驚きなど・日常生活の呟きを、そのまま五行詩にすることができます。

この「五行詩の会:ひろしま歌会」では、毎月各自1首の歌を持ち寄り、共感する歌への感想を述べ合っているそうです。作者の想いを大切にするため、添削を行わないのが特徴です。読み手の感想と作者の思い入れとの乖離や落差が面白くて、いつも和やかな笑いに包まれているとのことです。

この鑑賞展では、各人一人ずつ一つの五行詩を書き、作品としては、その歌に合うようなカットや押し花デコレートしてあり、その雰囲気がとても心地よいものでした。全部で30点近くありましたが、その中で私の心に響いた「五行詩」をご紹介します。

○ゆっくりと  生きてみようか  紫陽花は  おおらかに咲き
○しぐさのたびに  菜の花が  揺れるよう  手話するあなたの  やさしい指先
○満点の星空から 千の風は 万の風になって 語りかけてくる ずっと見守っているよと
○そこに  あなたが  いるだけで  いいんです  やっと気づいた私
○40年短かったなあ 失った愛 あまりにも深すぎる 代わりの人  二度といないだろう
○そこにいて  息をしている  ただ  それだけで  嬉しい
○あんなに  悲しかったことも  つらかった時も  過去は全部  オブラートのよう
○いじめられても  助けるやつが  必ずいた  そんな昭和が  ああ・・・・

どの歌も、「そのように思ったことが、あったなあ」と思ったり、自分の今の生活を振り返ってみたり、 夫婦のあり方を考えて見たり、生き方、物事の捉え方を変えようと思ったり・・・・
いろいろな思いがよぎりました。

以前から、私もこの会に入会したいと思っているのですが、このところの日々では、柔らかな心を取り戻せそうにないので、もう少し時間的ゆとりができて、ぜひ入会したいと思っています。
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by eastwatery | 2007-10-14 21:50  

今日もブログを書くことができませんでした(10月13日分)

現在、10月14日、午前2時12分です。昨日に続いて、今日もとうとうブログを書くことができませんでした。書きたいことはあるのですが、何せ新しい仕事と19日に迫った「日本女性会議2007ひろしま」(全国大会)の準備が忙しく、土・日もなく仕事・活動しています。

明日は、今日書こうと思っていたことを書きます。そのくらいの時間は取れると思います。ブログを書かないとストレス解消になりませんからね。

では、おやすみなさい。
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by eastwatery | 2007-10-14 02:16