<   2007年 02月 ( 24 )   > この月の画像一覧

 

電話相談学習会(2月28日)

今日で2月も終わり。あっという間に今年も2ヶ月が過ぎていきました。年を重ねると、だんだん時間が過ぎるのを早く感じるようになると言われていますが、最近、それを実感するようになりました。私は年齢的に言えば、動作はスピーディーに行う方ですが、それでも年齢を感じるのは、忘れっぽくなっているということです。なるべくメモをするようにしているのですが、それでも、自分がおさめた資料や文書が見つからなかったり、本など探し物をする時間がかかるようになりました。その原因の一つとしては、あまりに自分が活動領域を広げすぎたこともあるし、整理が下手いうこともありますが、それよりもやはり記憶の容量が少なくなったのだと感じています。

さて、今日も電話相談の学習会が行われました。自分が課題としている事例を基に講師の先生からアドバイスを受けるのですが、今日も、まだまだ自分の知識も経験も不足していることを痛感しました。それだけでなく、もっと相談者に対する「愛」を持てば、もっと深く相談者が悩んでいる本質に迫って、その悩みに添って相談を受けることができることを学びました。私は、まだ経験が浅いので、つい内容のみを聞き、その背後に隠れている要因を見抜く力が足らないのです。
これは相談経験を重ねていくことも必要ですが、それよりも私自身の生き方の中に、「人の幸せを望み、考える」ということが足らないのだと思いました。

だから、昨日も書いたように、「自分の生き方」を振り返ることになりました。そういう私に対して講師の先生も電話相談員仲間の人たちも、みんな私を責めることなく、優しく穏やかに諭してくださいました。このような人たちとのつながりがあるからこそ、この活動もできるのだと思います。この「つながり」は、平素の人との「つながり」とは違いますが、遠慮なく心を通い合わせることのできる「つながり」なのです。

3月、4月に入ると1日中の研修がどんどん入ってきますが、さらに学び、相談者の心に響くような電話相談ができるようになりたいと思います。今日は朝から出かけ、帰宅したのは午後10時。いささか疲れたので、ここまでにします。おやすみなさ~い。
[PR]

by eastwatery | 2007-02-28 23:37  

相談を受けるということ(2月27日)

このところ、電話相談以外にプライベートで電話相談や面談での相談を受けることが続いています。相手は、友人や母校に勤務していたときに私の研究室に時々訪れていた卒業生などです。また、電話による社会人入学に関する相談もあります。

このところ、レポートや文書作成で忙しく、所用で外出がない日は、朝1日のスケジュールを決めるのですが、どうしても今日会いたいということがある場合は、午前中は相談日になっています。年代の幅もさまざまで内容もさまざまで、いわば、人生相談です。

こうした相談をしていて思うのは、相談を受けるということは「自分が問われている」ということです。つまり他者のために自分がいるのではなく、相談を受ける私自身の生き方が問われるということなのです。相談を受けるプロセスの中で自分自身を直視し、客観的に自分を観ることにもつながります。それは、「自分はどう生きているか?」、「どう、自分を大切にしているか」ということです。

相談者自身は、「自分がどうしてこうなったのか、何で、自分がこう苦しまなければいけないのか」と悩んでいるので「どう生きていいのかわからない」という場合が多いのです。その場合は、ある相談に関する本によると、相談を受ける方が「見ようとしなければ見えないものを診る力」が重要だと思います。見ようとする「意志」が必要とされると書いてありました。そういえば、そのような気持ちで相手と対していると「共鳴・共感・共有」が少しずつできるようになるような気がします。しかし、その場合は、相談の受け手が発する言葉がとても重要になってきます。

今日は、相談を受けているうちに、私自身が若いときに悩み、苦しんだことが今、自分自身が生きていく上で、どれだけプラスになっているかということを感じることができました。というのは、相談者が私と同じような体験をして悩んでいるので、それがまるで絵に描かれたように私の過去の体験と一致し、彼女の気持ちに共感できるのです。しかも、そのようなときには、相談者は自己否定の感情が強いので、それを自尊感情が持てるような言葉がけをすることが求められます。今日は、相談者が母校に行って見たい、大学時代によくしてもらった先生に会いたい、当時の楽しさを思い出したいと言われるので、一緒に大学へ行き、久しぶりに学食を楽しみました。彼女は、「この大学で厳しい教育を受けたけど、この大学で学んで本当に良かったと思っている」といい、大学の職員さんや先生方と出会って、語りあい、表情も明るくなりました。明日は、休職していた職場で復職することについて上司と話す予定で、彼女は最初、ずいぶん緊張していました。

しかし、十分話を聴き、その後大学を訪れたことで、彼女の緊張感がほぐれている様子もあり、私としては「もう大丈夫」と思えたので、私は自宅へ帰りました。多分彼女は、明日、自分の考えを上司にはっきり伝えることができると思います。
[PR]

by eastwatery | 2007-02-27 22:08  

夫婦でハーレーに乗りアメリカ大陸横断(2月26日)

今日は午後1時から広島市内のF公民館で3月に2回実施する「男のロマン講座~人生を二度楽しむ~」講座の第1回目の打ち合わせをしました。この男性用講座企画については、昨年の11月21日のブログに書いてあります(これは連続3回の講座ですが、今回は2回です)。

今日は、その第1回に講師として講演してくださるSさんご夫妻と講座の取り組みの打ち合わせをし、同時に講演の内容を聞かせていただきました。Sさんご夫妻は、今日のブログタイトルになっている「夫婦でハーレーに乗りアメリカ大陸横断」をした体験と夢を実現された基礎になる「何に価値をおいて生きているか」をお話いただきます。アメリカ横断は1回だけではないので、今日はその工程をシールで示している地図や多くの人との出会いの写真を見せていただきました。

しかし、何よりも圧巻だったのはご夫妻の生き方です。彼らの生き方の根底や子育てなどは「何に価値をおいて生きるか」という点で私と共通し、共感・響感(ブログ仲間のRさんの造語です。すみません、勝手に使って・・・)できることが多く、素晴らしい人生を二人で築いていらっしゃると思いました。お二人は塾を経営しておられますが、それはいわゆる受験塾ではなく、不登校、ひきこもり、ちょっとがんばる必要のある子どもたちのための塾です。そこでは、知識だけの授業ではなく、お二人の生き方や実践から学んだり、実際に子どもたちも実践したりなど幅広い教育が行われています。

ご夫妻は、「人と人とのつながり」を重視し、ハーレーの旅においても、また、他の外国においても景色を見るための旅というより、人と会い、語り合い、同じ経験をすることで心を通じ合わせることを楽しみとして旅をしておられます。日本では、ご夫妻がそうした旅をすることに対して「お金があるから、時間があるから、英語が話せるから・・・」などという人が多いようです。しかし、お二人は、自分たちの夢を実現させるために、それなりの努力と考え方、「何に価値をおくか」を考えて生活をしているとのこと。Sさんは、フランス語・スペイン語も話せるのでH市国際交流協会に属し、多くの外国の方を受け入れることをしておられます。また、3年計画で「スペインを旅する」ことを目的としてスペイン語を教え、授業料の5,000円は受講者全員が積立貯金とし(したがって、彼はボランティア活動で語学を教えているということ)いよいよ来年そのクラスではスペインへ旅行することになっています。そうすれば受講生は、一人で街中に行っても3年間学んだスペイン語でスペインの人たちと会話ができ、自信につながるということです。

Sさんは、そのような活動だけでなく、素晴らしい計画も立てておられるのです。55歳になったら、仕事をやめバングラディシュに学校を建てるために彼の地へいく計画です。もちろん、その候補地にも既に行き、計画を実行するべく着々と準備が進んでいるということです。

このような話は、外国では珍しくないのですが、大企業の社長でもなく、お金持ちではない普通の日本人が、このような壮大な、そして発展途上国の人たちの支援をするということにSさんご夫妻の人間の大きさを感じました。
そのような話を聴いているうちに、お二人がこれからHH市に在住のバングラディシュの女性にベンガル語を教えていただく時間となり、「さようなら」をしました。

お二人のお話を聴いている間中、私はずっとドキドキ、ワクワクして、まるで夢を見ているような気持ちでした。第1回の講座には、私もコーディネーターのような形で関わるので本番の講演も聴くことができます。受講者も講演を聴く(ビデオも含む)だけでなく、その後、講演内容を踏まえて話し合いをし、少しでも自分の夢を考えてほしいと思っています。
[PR]

by eastwatery | 2007-02-26 18:42  

自分の気持ちを素直に伝えよう(2月25日)

先日の東京マラソンに有森裕子さんが出場していました。彼女はかって、オリンピックに出場し銅メダルを獲得したことで有名なマラソン選手ですが、三位になったときに「今の自分を褒めてあげたいと思います」と言い、今でも素敵な言葉として人々の心に残っています。

改めて「自分をほめる素直な気持ち、他者に対する『いいな』と思う気持ち」は大切にしたいなと思います。人は、子どもが生まれて親になったときから、特に赤ちゃんの時には「わぁ、かわいい」とか「ああ、笑ってる」と言ったり、ちょっとした動作でも「上手、上手」と思わず褒めたり。そうして子どもは褒められながら、プラスイメージの中でどんどん成長していくのです。

心理学教授の平木典子さんは「『褒める』こと、『褒められたとき、それをきちんと受け取る』ことは人が生きる上で自信と人間関係の基礎となる大切なやりとりです」と述べておられます。だから、嬉しい気持ちが自分の中に生まれたときにはそれを素直に表現して良いし、嬉しいことを嬉しいと素直に相手に伝えることができたときには自分もまた、力をもらえるのではないでしょうか。

人はこの二つの「ほめる」を活用できて初めて気持ちよく、力づけられながら過ごせるのだと思います。自分らしくあることを、人が「いいな」と思ってくれることが一番幸せなのです。私は長く子どもに恵まれませんでした。そうすると日本では「子どもがいなければ夫婦で話もないでしょう」とか「子どもがいなければ老後はさびしいよね」とマイナス思考のことばかりを言われました。私は子どもがいようと、いまいと「私」なのだと思っていましたが、その当時の日本では、「子どものいない女性」は一人前の女性とは見てもらえなったのです。ありのままの自分を生きることもできず、認められない私は、自分らしく生きられず、どんどん自分を否定する方向にいってしまいました。

ところが、ニュージーランドでは、どの人も「子どもがいなければ夫婦の時間がもてていいね」とか「あなたの時間があっていいね」など肯定的なメッセージしか聞いたことがありません。ありのままの「私」を認めてくれていたのです。これはNZの人のプラス思考と「愛されるより愛する方が先」という生きる姿勢があったからです。街中を歩いていても日本人の私を見て「ハロー、あなたはチャーミングね。日本は素晴らしいところでしょうね」言うように常に肯定的な言葉をかけられました。

これは多分自分が感じたこと、自分が好きだと思うことを素直に言うのが大切だと言うことが、NZの人々の日々の生活の中に根付いているのだと思いました。こうした環境の中で2年間生活するうちに、私は本来の積極的な明るい性格に戻り、『これが自分だ』と思えるような日々を送られるようになりました。日本に帰国しても、友人などに「全く変わったね」と言われながらも、私は常に意欲的に生きていけるようになりました。褒めることのなかった夫もちょっとしたことでも私を認めてくれるようになりました。考えてみれば、NZの人が私の長所を見つけてどんな小さなことでも褒めてくださったことが、新たな私自身に生まれ変わることができたのだと思います。

現在、私は社会人大学生を目指す人の学習相談・支援をするときに必ず心がけることは、否定的な感情を肯定的な感情に変えていくということです。100%完全な人はいないのです。だから、その人の長所を見出し、そこを大事にして相手が自分自身を肯定的に思えるようにしています。これは、意識変容の研究においても、デイビッド・バウドという研究者が「否定的感情を肯定的感情に」と述べていることでもあり、学習において重要なことなのです。

日本人は, もっと「自分」も「他人」も褒めてもいいのではないでしょうか?
[PR]

by eastwatery | 2007-02-25 21:48  

社会人学生ネットワークきらめき<SGネットきらめき> (2月24日)

今日は、今年初めての「SGネットきらめき」の例会&学習会を午前10時から約2時間行いました。今日の例会では、昨年の大学院入試で臨床心理学科へ進学が決まった45歳のHさんと
60歳で定年退職をした後、短大の美術科で趣味の絵画を基本的に学びなおして卒業されたKさん、56歳で栄養士を目指して2年前に短大食物栄養学科へ入学し、今春一つの教科だけ「良」で、後はすべて「優」という成績で卒業が決まったTさんの体験談を聞き、後は質疑応答をしました。また、もう一つは、会社員と並行して放送大学大学院生のKさんが、これから執筆する修士論文のテーマについて、皆さんの意見を聞き、今後の参考としました。

まず最初に、大学院入学までの体験談を話したのは、Hさん。彼女は1年半前までは企業の課長を勤めていたのですが、あるジレンマを抱えて行き詰まりを感じたときに出産。その後、これからのことを考えた末、臨床心理士になりたいと思っていたとき女性教育センターで講座をしていた私と出会い、相談を受けました。彼女には「学習履歴」へ記入してもらい、本当に自分が臨床心理士になりたいのかを、過去を振り返りながら確認していただきました。その後は、社会人学生に重要な「家族の理解」「生活面」「体力」について話し、それぞれをクリヤーしていただきました。その後は進学先の大学で科目等履修生となりましたが、能力の高い人なので1ヶ月科目履修生をしただけで大学院入試に挑戦。見事に合格し、今春めでたく入学の運びになりました。

短期間で大学院合格できたのは、第一には彼女に実力があったことですが、第二には受験する大学で研究している社会人学生二人(二人ともSGネットの会員)が履修する科目についての留意点、教員に関する情報と共に自分が目指す研究には、どの教員がいいかなど先輩としていろいろとアドヴァイスをしたことが大きな力となった、ということでした。これこそ、私が「SGネットきらめき」を立ち上げた目的の一つであったので、会員の中でこのような取り組みができたことを喜んでいます。Hさんが自分の生活にジレンマを感じ悩んで立ちすくんでいた頃に、私が出会って、ちょっと背を押しただけで彼女は自分の力でどんどん前進し、生きる方向性を見つけていかれました。これだけの短期間で社会人学生の入り口までの道を歩んだ人は初めてでした。

次に発表されたKさんは、入学の初めは「SGネットきらめき」を経ておられないのですが、1年前に会員になられました。発表の中で絵を趣味としてカルチャーセンターで2年学んでも、これほどの充実感と内容は得られなかった、若い世代と共に学んだことは素晴らしい思い出につながっている、ということでした。彼女は、例会会場まで水彩画の作品(書いている途中の水彩画の作品)を持ってきて見せてくださいましたが、水彩画と言えども40号の大きさで、田舎の秋の風景を描いた、ほっとするような絵でした。彼女の穏やかな人柄の表れている絵でした。会員の中で芸術系の人は彼女一人なので、今後芸術系に進みたい人の(現在、目指したい人が一人います)アドヴァイスができると思いました。

3人目は、約2年前に56歳で短大食物栄養学科に入学し、今春ウェルネスディザイナー(アスリートのための栄養管理をする人)と栄養士の資格を取得して卒業される予定のTさんでした。
彼女は、相談にこられた3年前は「まさに主婦」という雰囲気のある人でしたが、入学して10歳は若返り、すっかり女子大生に変身して驚かされた人です。受験のための学習では、社説の要約、キーワードによる小論文作成などを毎日メールでやりとりをしながら準備しましたが、そのたびに真面目に取り組み、どんどん上達していく人でした。今では、あのときの学習が大学でのレポート作成に大いに役立ったと言われていました。入学当初は栄養士資格の取得だけが夢だった彼女ですが、私は「あなたは絶対に、卒業したら、もう一つ上の管理栄養士<国家資格>を取りたくなるよ」といっていましたが、現在まさにそういう気持ちとのこと。これからパートで働いて、3年間の実習を重ねると共に学習を続け、管理栄養士の資格取得を目指して進むということでした。この方は、まさに「社会人の良きモデル」という人だと思いました。

彼女たちの体験談を聞いている間に2時間は、あっという間に過ぎ、
それからは、場所を変え近くのホテルに移動してバイキングのランチを食べながら、学習相談や情報交換をしました。 やはり、「人が育つ場面」にいることができるのは、幸せなことだと思いました。

次回は、4月末になりますが、これから次回に向けて講師を考えていこうと思います。
[PR]

by eastwaterY | 2007-02-24 16:59  

昨日の続き(2月23日)

2月20日には、朝早くから西東京市の「東京雑学大学」を取材させていただきました。一緒に行った広大職員のKさんに「高齢者は朝が早いので予定より早く行かないと待っておられるかもね」と言いつつ約束の10分前に行ったら、案の定6名の方が、にこやかな表情で迎えてくださいました。まず、副理事長(女性)のSさん(元学習院女子大学教授)からこの大学の成り立ちをお話いただきました。

「東京雑学大学」12年前に①生涯学習の推進を図る、②まちづくりの推進を図る、③文化、芸術またはスポーツの振興を図る、を目的として設立されました。この大学の大きな特徴は「社会人のための大学院大学」を目指して、「授業料なし、講義の謝礼なし、会場費もなし」の3点を原則とし、運営スタッフはすべてボランティアという、手作りの徹底した自由参加方の市民大学です。驚いたことに、学ぶ教科は、13分野に及んでいます。もう一つ驚いたのは、12年前設立時に新聞に「ボランティア講師募集」と掲載したら、なんと大学の先生を初めとして企業の研究員、地域の人たちなど50名の人がすぐに名乗りを挙げたということです。問題は、無料の会場の確保ですが、これには今でも苦労しているということです。しかし、数箇所、大きな郵便局のコミュニケーションホールや企業の大会議室などを借りられる所もあるのです。大体4~50名くらいの受講者なので、それで何とかなるそうですが、毎回場所を確保するのが大変です。もう一つの課題は、男性:女性=8:2と言う割合で女性の参加者が少ない言うこと。

その理由は、ある程度頷ける部分もありました。講義内容が男性好みの経済・政治・国際関係、理系の分野などに偏っているのです。もちろん、女性が関心のある家庭生活、子育て、教育などもあるのですが、受講者の大半が50~70歳代であり、ちょっと話題がずれると思いました。しかし、取材を受けてくださった人たちの中には、雑学大学の内容が良いということで、西東京市だけでなく町田市、練馬区、稲城市、武蔵野市などからも参加されています。やはり東京は、広島のような地方都市と比べて文化の程度が高く、それだけ意欲的に学習をする人が多いのではないかと思いました。次の八王子市に行く前に副理事長が「ご一緒に昼食をしませんか?」と誘ってくださり、おいしい釜飯をご馳走してくださいました。とにかく、どうすれば私がレポートを書きやすくなるか、自分たちの活動をうまく伝えていくかということを念頭において、いろいろ説明してくださいました。頭が下がるほどの熱心さでした。

田無駅から約1時間かけて今度は八王子市に向かいました。ここでも八王子市教育委員会生涯学習課が大歓迎をしてくださいました。八王子は、たくさんの『顔』を持っています。高尾山に象徴される「緑豊かなまち」、「文化や伝統に富み、古い歴史を持つまち」、「伝統に培われた技や世界最先端の技術を誇る産業のまち」、そして22大学、11万人もの学生数を誇る「学園都市」です。市役所の入り口の大きなプレートに「人権の共生」という言葉が書かれており、八王子親切都市宣言もしているためか、職員さんはどの人も態度も言葉もとても丁寧で、笑顔があります。ここが市役所かと思う雰囲気です。生涯学習課のMさんが、初めの電話依頼から丁寧に応対してくださり、綿密なメールによって取材まで何の問題もなく迎えることができました。取材当日は、課長さんを初めとして、生涯学習関係(一人は団塊世代を対象のプロジェクトを進めている人)、実際にコーディネーターとして活動している高齢者の二人を含む6人の方が取材に応じてくださいました。

私たちが求めている住民参加型生涯学習を意識して、市の職員は、活動の理論的な部分とこれまでの経過を説明されただけでした。後は地元でコーディネーターとして大活躍の男女二人の高齢者の活動報告を聞きました。お二人とも70歳を過ぎておられようでした。男性の方は、「男の料理教室」を発展させ、地域の一人暮らしの高齢者に週2回自分たちが作ったお弁当を宅配しているとのこと。女性の方は、老人ホームなどの施設に行き、『傾聴』を主として、高齢者の話し相手をする活動をしておられます。福祉職員は多忙なので、ゆっくり施設の入所者の話を聴くことができないので、入所者の人たちは楽しみにして彼女たちを待ってくださっているということです。それ以外にも、さまざまな活動をしながらイキイキと生きておられます。自分の活動を話されるときには、目を輝かせて大きな声での報告でした。

つくづく、人は何歳になっても自分の存在を認め、喜んでくれる人がいることが、どんなに意欲的な生き方につながることかと思いました。
[PR]

by eastwaterY | 2007-02-23 23:00  

無事、帰宅しました(2月22日)

昨日夜遅く、3泊4日の東京出張の旅を終え、帰宅しました。4日間、家事もせず非日常の生活をしました。しかし、長年の主婦生活が身に付いているゆえか、平素の日々のように花を水をやったり、料理をしたり、洗濯物を干したりの生活の大切さを感じました。そして、帰宅してほっとしました。

帰宅するとすぐに庭の花々を見ました。クリスマスローズやアネモネの花々が咲いていました。僅か4日間の間にこんなに花たちの成長があったことに驚きました。夫が丁寧に花たちの世話をし、庭の草取りもしてくれていたので、花たちも応えてくれたようです。

さて、18日朝、広島を発ち、午後1時過ぎに新横浜で降りた後、親しくさせていただいている大学教授のF先生と昼食を摂り、教育のこと、最近の大学生のこと、社会人学生のことなどを話し、最後に先生が「日本女性会議2007ひろしま」に対して協賛金ご寄付してくださり、貧乏大会の一助になると嬉しく思いました。先生は多忙で、2時間しかなかったのですが、十分にお互いに忌憚のない意見交換をすることができました。

当日は、夕方から以前お知り合いになったKさんがガールフレンドと共にホテルに訪れてくださり、3人で2時間食事を摂りながら、お二人の将来についていろいろ相談を受けました。彼とお会いするのは今回で4回目ですが、もう10年来の友人ようにいろいろ話せました。ガールフレンドのKさんは12年間のアメリカ生活があり、アメリカの大学を卒業していらっしゃいます。しかし、その経歴とは逆にとても日本的な、昔の女性のような落ち着いた雰囲気があり、しかも、きちんと自分の意見言えるというチャーミングな女性でした。お二人で電車のホームまでお送りただき、18日は旧交を温めることができた1日でした。

翌日の19日は、6時過ぎに起き、7時20分の電車に乗り、品川から1時間余りの本厚木市の教育研究所へ行き、学社融合の実践を20年近く前から実施していらっしゃる「森の里中学校」PTAOBのNさんから、その取り組みを取材させていただきました。私も学社融合研究会の会員であり、どんな話でもその考え方が学社融合に結びついていているので、とても理解しやすいものでした。事前から資料の準備をして下さっており、パワーポイントを使って説明をしていただきました。この森の里中学校の取り組みは、まちづくりの行事をPTAと中学生が共に行っており、年々発展しています。ふつう組織は10年を過ぎる頃から衰退する場合が多いのですが、常にNさんがリーダーとなって人をまとめ、中学生が自主的に行動するように仕掛けをされ、さすがに元中学校の先生だと思いました。この取材後、再び1時間かけて浜松町の日本女性学習財団での表彰式と発表会に出席する予定だったので、Nさんの車で送迎をしてくださり、そのおかげで午後1時半からの会に間に合うことができました。

表彰式と発表会では,さすがに入選されたSさんの発表は審査をされた教授が驚かれるほどの完成度の高いものでした。私より3歳年上だけなのですが、人間としての成熟度、学習力の高さ、洗練されたものの考え方など入選の価値は十分あるものでした。私ともう一人の方は佳作でした。佳作を受賞されたOさんは78歳。その活動歴は、60年。信念をもって活動をしながら学習をし、リーダーとして大活躍の日々を送っておられます。このお二人から学ぶことは多く、まだまだ私などは「幼児」程度の成長しかしていないと思いました。すべての行事が終わった後、この会に出席し、各自の発表を聴いていただいたSさんと夕食を共にしながら、日本の男女共同参画の現状を話したり、小学校に勤めているSさんの日々を語っていただきました。ここでは、二人でゆっくりと話すことができ、再会を喜び、また逢うことを約束して別れました。

その翌日の20日には、東京雑学大学、八王子市生涯学習課の取材を1日中しておりました。両者とも事前からしっかり準備をして、積極的に取材に協力をしていただいただけでなく、取材してもらうことが嬉しいということを伝えていただき、私たちもハッピーな気持ちで充実した取材をすることができました。この様子は明日お伝えしたいと思います。
とにかく、高齢者のイキイキと活躍なさる様子を直接聞かせていただき、感心しきりでした。
[PR]

by eastwaterY | 2007-02-22 23:05  

明日から、しばらくブログを休みます(2月17日)

明日から、表彰式と広大の調査の仕事で21日まで留守をします。正確にいうと、21日の深夜に帰宅します。かなり密なスケジュールなので、ホテルでブログが書けるか、どうか分かりませんが、できればホテルで書きたいと思っています。

仕事だけの旅では、残念なので、東京在住の友人に逢うことにしています。
1日目は、以前私が企画した講座にボランティアで講師を務めてくださった女性の大学教授のF先生と、ちょっと遅いランチをします。その後は、昨年から国立女性教育会館の講座で知り合って友人になった30代の男性が、このたびは恋人を連れて会いに来てくださいます。とても個性的な女性とのことでお会いすることを楽しみにしています。

2日目は、朝7時過ぎの電車に乗って厚木市に取材に行き、午後1時半からは入賞した研究レポートの発表と表彰式です。審査員の大学教授の方々から、講評をいただくのが楽しみです。その後は、3年くらい前に日本女性学習財団で知り合った友人のSさんが発表を聴きに来てくださるので、終了後二人でおしゃべりをしながら夕食を摂ることになっています。彼女は男女共同参画のことを、いろいろ学習しておられるので柳沢大臣の「産む機械」発言に対する東京での女性の動きの話が聞けるとのこと。これも楽しみにしています。

3日目は、朝から夕方まで1日中仕事と移動で時間が過ぎていくかもしれません。一つは西東京市の「東京雑学大学」の取材、その後は「八王子市教育委員会生涯学習部」での取材です。両者とも住民参画型生涯学習を先進的にしているところです。特に八王子市は、団塊世代対象の住民参画型生涯学習の事業を最近立ち上げたとのことで、取材されることが嬉しい、と担当者の方が言ってくださり、これも楽しみです。もし、時間が許せば、NZ時代のクラスメートと逢おうと思っています。

4日目は、せっかく上京したのだからと思い、マツダ時代の東京在住の同僚とお会いすることになっています。毎年、年賀状に「上京の節は、ぜひお会いしたいです。ご連絡ください」と書いて下さっており、今回はぜひお会いしようと思ったのです。彼女は私より7歳年上で、職場では良きアドバイスを下さった先輩です。この日は、この方に会う前に前回いけなかった浜離宮恩賜庭園へ今度こそ行きたいと思っています。この「小さな夢」が実現できるか、どうかというところです。

帰宅すれば、取材のレポート作成、ニュースレターの作成とPCによる作業、3月の講座の作業と仕事が待っていますが、せめて東京では、友との語らいを楽しみたいと思っています。

それでは皆様、しばしのお別れです。
[PR]

by eastwaterY | 2007-02-17 19:31  

キャリア教育成果発表会(2月16日)

今日は、朝8時前の新幹線で三原市まで行き、そこからフェリーで30分、そしてタクシーで20分のところにある尾道市瀬戸田町で行われた、小・中・高校のキャリア教育発表会に参加してきました。この町は大三島という島で、有名な画家の平山郁夫さんの出身地です。

実は、「日本女性会議2007ひろしま」の分科会:キャリア教育に、今日、授業参観した瀬戸田高校の進学指導主事のY先生がシンポジストに出てくださるので、承諾して下さったお礼を言うこと、また、日本のキャリア教育の先端で研究し、指導しておられるW教授の基調講演を聴くこと、キャリア教育の実践を見ること、などと欲張りな予定で結局1日中キャリア教育漬けで学習してきました。

基調講演は1時間半あったのですが、キャリア教育の定義や概念、意義などを生活の視点を入れながら、分かりやすく話してくださり感動しました。キャリア教育については、学校の先生でもまだ十分理解できない部分もあるのですから、一般の人においては尚更です。「日本女性会議・・・」では、一般の人たちが多く参加するのですから、いかにわかりやすく分科会を運営していくかは重要なことです。今日は、そのポイントだけを書いていきます。

○教育の基本は人間関係。一人ひとりの子どもが自分の意見をきちんと言うことができること、そして、普通の場面で話す相手を意識して話すことができること。それが、コミュニケーション能力の習得になるのであり、コミュニケーションにおいては、こうしたら、こうなるという方法論はない。

○学校教育は教師と生徒との人間関係で成り立っている。人間関係能力の育成は、生徒自身が人とコミュニケーション能力を育てるように教師が支援すること。そのことによって、教師自身にもコミュニケーション能力が育成される。

○「キャリア教育」は特別なものではない。きちんと相手を意識し、人の話を聞く、自分の意見をいえる、これらが普通の生活の中でごく当然のように行われること。2,30年前には大人の責任として子どもが自分の経験を語っていた。それが子どもたちにとって日常生活の中での「キャリア教育」になっていた。

○個性は一人一人違う。同じものを観ても感じ方は異なり、一人の私として自分を観ることが大切。一人、ひとりの経験は違う、だから人から学ぶことが大切。

○今の大切さは未来について考える力、未来を見る勇気につながる。要するに、今を充実させれば、未来への態度を作っていく。子どもたちにとって『今の場』は、学校、家庭、社会とつながりがあると言うこと。

書き出したらきりがないほど、いろいろあります。「キャリア教育」は教育の分野では、まだ新しいものなので、なかなか理解が難しく、いまいちのところがありました。しかし、日常生活の中で、人との関係を作り、お互いに信頼しあった関係のなかでお互いに自由に意見の交換ができるということ。それによって、人から学び、コミュニケーション能力をつけていくこと。そのことによって、今の自分を客観的に観て、未来の自分を考えていくこと。

そのように捉えれば、いまさらながら「キャリア教育」と言って、構えることはないのだと思いました。
[PR]

by eastwaterY | 2007-02-16 23:57  

相談を受ける人(2月15日)

今日の広島は、まるで春のような穏やかで暖かな日でした。昨日、春一番が吹くと共に雨が降っていたのとは、大きな違いです。昨日の天気が関東地域に移り、今日は風が強く大変な天気だったと思います。このブログを訪れて下っている皆さんの所は、大丈夫でしたか?

さて、今日は午前中にニュースレター作成にとりかかり、午後からは電話相談でした。電話がない時には、実際に相談に関わっている女性が書かれた、相談に関する本を読みました。現在の私にとっては、もっと学ぶ必要のある文章に多く出会いました。今日は、暖房を入れなくても窓際の部屋はポカポカと暖かく、この本を読むことで、著者の温かなまなざしに、私の心の中まで温かくなりました。

相談の場を「相談者と相談員の間では、いかなる肩書きも無縁な場に1個人として向き合い、無からの誕生に心を寄せ合う場であることによって、条件が整った時に何かが生まれる」と捉えることが、まず重要であるということです。そして、何度も研修で言われていることは、「相談者の原点は、『聴くことの力』であり、そのことによって相談者は「十分に聴いてもらったと」納得するということです。

過日の臨床心理学の研修で講師も言われましたが、今日の本でも「言葉は相談の命」、「言葉は相談のスキル」と強調されていました。相談員になり初めの頃は緊張をしたり、一生懸命相手の気持ちを聴くうちに、「言葉」の重要性を忘れてしまい、十分に相談者の気持ちを聴くことができなかったと後悔したこともあります。普段の生活においても「言葉」の大切さは身に沁みていますが、相談においては、相手が困難な状態なのですから、こちらが敏感でなければいけないのです。

そなると、相談員が相談者に関わるときには、相談者自身の生き方や価値観や人柄などが表れてくるのです。だからこそ、日頃から自分を直視し、自分を充実させ、自分を磨くことを心がけることが求められます。そういうことから、相談員に必要なのは、二つの力なのです。一つは、
「感性」(学んだことを生かす力)であり、もう一つは「論理」。生かす力がなければ自己満足の世界になってしまうので、論理は)大事なのです。これはすなわち「自分は、このように生きていこう」という価値観を持っていることが大切だということなのです。

また、別の視点で相談員に必要な力は「想像力」(直観力、インスピレーション、考える力)であり、「創造力」(支援方法、新しい援助の創出)の力であり、この二つの力によって豊かな相談の世界を生み出すことになるとの事です。

これらの力を持った相談員が、特に心しておくことは、相談者と共に考えていくこと、「お話を聞かせて下さい。一緒に考えていきましょう」という「言葉」なのです。これこそ、最初の述べた相談者と相談員は、上下関係ではなく対等であるということです。
[PR]

by eastwaterY | 2007-02-15 23:39