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子どもは面白く、そして可愛い(7月31日)


7月も今日で終わりです。梅雨が長引き8月に入ってからの梅雨明けに宣言になると思っていましたが、やっと太陽もギラギラ照り、本格的な夏になってきました。でも、あちこちで子どもの水難事故が生じているのは、悲しいことです。

私は、息子が幼稚園に入園したときから3年間、幼稚園の母親のサークル「絵本の会」にはいり、いろいろな絵本を読み合ったりしながら、最終的には1年の終わりに絵本を作りました。息子は、年少の時に入園したので、卒園までに3冊創作したことになります。ここで、「絵本を創る」ということを説明すると「絵を描き、ストーリーを書き、絵本として仕上げる」を全部自分でするのです。

息子が年長の終わり頃に創った絵本は夫との合作となりました。絵本の題名は「ぼくは こんなに 大きくなりました」で、写真は夫、絵・文章・製作は私ということです。そして、内容としては、いわゆる息子の誕生から6歳までを彼のおしゃべりを中心とし、その中にわたしの文章を織り込んでいきました。

1歳1ヶ月の時
トーチャン(お父さん)、チャーチャン(おかあさん)、ジンジン(にんじん)、アップープー(花)、
バァバァ(犬)、アーチー(あつい)
2歳3ヶ月
アガトー(ありがとう)、 ボンタン(ぼたん)、何かのクサイスル(何かのにおいがする)、
ナニカノ キコエケガスル(何かの声、音がする)
3歳6ヶ月
「お母さん、ぼくは だれがつくったの?」 「かみさまが つくってくださったのよ」
「かみさま ありがとう」・・・両手を合わして感謝
4歳2ヶ月
「お母さん おかあさんはね いつも ぼくの 気持ちのなかにいるよ」
「ほくは いつも しあわせのなかに いるから うれしいよ」
5歳9ヶ月
 大好きな靴のそこが破れても手放せなくなった日、「ぼくのために こんなになったのだから 
庭に埋めてやる」と言い、洗剤できれいに洗い、次のような手紙を入れて庭に埋めました。
「ぼくのくつ よくはかしてくれて ありがとう」

私は、この「ぼくのくつ・・・」の手紙が大好きです。普通、大人はヨレヨレになった靴を埋めるにしても、どうせ土にまみれるのだからと思い、それをきれいに洗うという発想はありません。彼にとって、この靴を手放すのが辛いと同時に感謝の意味を込めて、この手紙を書いたのだと思います。確かにこの「ぼくのくつ・・」は文法的にはおかしいのですが、息子の「アリガトウ」という気持ちが、よく表現されています。つくづく「真っ白な心」はすばらしいなあと思うのです。
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by eastwaterY | 2006-07-31 21:58  

キャリア形成にNPO活動をいかした女性たち(7月30日)

私は現在、生涯学習をテーマとしたNPO「ラーニングネットひろしま」で活動をしています。ただ、この団体はNPO法人ではなく市民団体に近い存在です。

先日、国立女性教育会館(NWEC)へ研修に行った時に購入した本『キャリア形成にNPO活動をいかした女性たち』を読むと、ここに登場する女性のバイタリティのすごさと目標に邁進する粘り強さに心打たれます。ここに掲載されている女性は、21名であり、そのほとんどが50歳代の女性ですが、中には60~70歳の女性たちもいます。

彼女たちの活動分野は、男女共同参画社会を目指す、福祉NPOで活躍する、子育てNPOで活躍する、さまざまな立場の人々をNPOで支援する、NPOを支援するNPOで活躍する、とさまざまです。

活動する分野は多様ですが、彼女たちに共通しているのは、日常生活の中で生じる問題・課題となっていることを少しでも改善したり、解決していこうとしていること。そのために、多くの人は、中年になって大学へ社会人入学をし、自分がかかわる分野の学習をしていることです。また、そういう彼女たちの活動に対して配偶者が理解を示し、家事などにおいて支援をしていることです。

しかし、その一方でNPOならではの問題を抱えている団体も多いのです。それは、財政的に問題があり、スタッフの人達は無償か、パートタイム労働より低い賃金で活動していることです。会員制をとっているところもありますが、一人当たり年間2000円~3000円です。私が属しているNPOも法人になっていない上に、会員制にしてないので、財政的な問題は多く、収入といえば寄付、講演・講座企画などからの収入とわずかなので、活動に対する交通費もすべて無償です。

そういう状態でなぜ、ボランティアとして、活動するのかといえば、「その活動を求めている人がいる」からです。そしてその活動をすることによって「人の成長を支援することができ、充実感を感じることができる」からです。いわゆる、NPO活動の場合、何が一番重要かといえば、「その活動によって、いかに社会を変えていくか」ということ。そして、副次的には「その活動によって、意を同じくしていく人と目指す目標と夢を実現していく使命感・充実感」だと思います。

しかし、一番の問題点は、私も含めて女性がこのようなNPO活動をしていくとき、女性自身は経済的自立ができず、生活費用はすべて夫に依存していることです。私が読んだ本では、すべて女性を取材しているので、そうなっているのでしょうが、それは、まさに、ジェンダーなのです。この経済的問題をNPO活動の中で解決していかなければ、有能なスタッフを得ることや組織の拡大は図れないと思います。
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by eastwaterY | 2006-07-30 22:51  

格差社会の行き着く果て(7月29日)

『日経ビジネス2006.7.31』に格差社会についての一文が掲載されていた。著者は、東京大学先端科学技術研究センター特任教授・評論家の武田徹氏である。現在、世界中がインターネットでつながって、ビジネスチャンスはどこも均等に与えられ地域格差はなくなったといわれてる。

武田氏はまず、文明史家マーシャル・マクルーハン氏が、丁寧なインド取材で、予想以上に早く「グローバル・ヴィレッジ」が現実になりつつあることを新刊書『フラット化する世界』で書いている事から格差を問題としている。留意すべきは、その著書で「フラット化」という言葉が二重の意味で用いられていることである。彼は「いま地球上に何億もの人々がフラット化の流れから取り残され、あるいはそれによってフラットに―つまりぺしゃんこに叩き潰されている」と書いている。つまり、フラット化する世界は、チャンスを生かせなかった弱者を押しつぶす非常な世界ということである。

現在、日本でも「格差社会」が急速に進んでいる。たとえば、2004年に東京都との都営住宅で309人が孤独死している。そのうちの17人が死後1ヶ月以上放置されていたという。隣人の異変に気づかない原因は、主にコミュニティーの崩壊であり、これは、フラット化を促進しているネット社会、IT社会の進展とも無関係ではないとのこと。

武田氏が言うには、ネット掲示板「2ちゃんねる」で憂さを晴らせるニートやフリーターは本当の下流社会の住人ではなく、真の貧者はネット社会の外部にいるということである。彼らはブログで自らの窮状を訴えることもできず、ネット依存を深める社会では「見えない存在」である。そして、誰にも知られることなく孤独の中で戦い、最後の命綱であった公衆電話が「ケ-タイ」の普及により激減してしまった。

このよう弱者切捨ては、公衆電話の撤去から生活保護の適用を極度に制限することまですべてにつながっている。要するに丸い地球と違ってフラット化した世界には「果て」がある。だから、そのふちから落ちてしまう人があり得るのである。したがって、彼が提言しているのは、「社会的セーフティネットの構築には『他人のため』ではなく『自分のために』必要になっているということだが、それに気づいている人はあまり多くないようである。」という現実に早く気づく必要があるということである。

武田氏が言っているのは、電子メディアンによって距離や場所の概念が消失するということは、世界中がインターネットでつながってビジネスチャンスがどこも均等であり、地域格差はなくなってきた(フラット化)ということなのである。しかし、ビジネスの世界はそうであっても、人間が生きていく世界を見てみると、コミュにケーションの手段は逆に狭くなってしまって、コミュニティの崩壊につながっているということである。

そうなってくると「自立と共生」が、人間が生きていくうえで重要であるにもかかわらず、時代の波に乗ることができない弱者は、どんどん切り捨てられるという恐ろしい世界になっていくのである。今の日本の政治は、経済界に対しては甘すぎるくらい支援をしているが、高齢者を初めとする弱者に対しては、どんどん切り捨てる方向に向かっている。これらの制度や法律をつくるときには、経済的に裕福な人だけが、また政治に役立つためにかかわっている人だけが違う意味で「自分のため」にやっていることだ。しかし、これらのことは、人間の生活やコミュニティを破壊してしまうことに気づかなければ、日本社会全体が壊れてしまうような気がする
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by eastwaterY | 2006-07-29 19:42  

星野 富弘著『風の旅』(7月28日)

少し気分的に余裕が出てきて、庭の花の切り戻しをしたり、庭の整備をしたりしていますが、このところ学習相談が長くなり、結構時間もかかっています。

一段落したところで、過日紹介した星野 富弘著『風の旅』を読んでいると、素敵な絵と
詩に出会いました。絵は、俗に「野菊」といわれている花ですが、ここでは正式名で「しおん」と書いてありました。よく、土手などに生えている野菊が園芸用に育てられたのが「しおん」だと思うのですが、とにかくこの花の楚々とした薄紫の小さな花が好きです。
いろいろな花の中に混じってしまえば、全く目立たず、むしろ他の花たちの引き立て役として、そっと後ろに立っているような花のイメージがあります。

星野さんは、この花に次のような詩を詠んでおられます。

ほんとうの ことなら 多くの言葉は いらない
野の草が 風にゆれるように
小さなしぐさにも 輝きがある

この詩は「しおん」の風情をよく表していると思います。
私が想っている「野菊」のイメージが、そのまま、しかも短い言葉で
十分に表現されているので、その絵とともに大好きな詩なのです。

星野さんはこう書いておられます「花の絵を描き始めるとき、心は画用紙のように真っ白でありたいと想っている。同じ名前がついている花でもよく見ると、一つ一つが人間の顔が違うように、それぞれの表情を持っているからである。また、同じ花でも朝と昼では、ほんのわずか色が変わっている場合が多い」。

先日来、このブログで「真っ白な心」について書いてきましたが、たまたま今日読んだ星野さんの文章にも花に向かうときの星野さんの心が「真っ白」だと書いてあり、「何にもとらわれない心で」人や花や、さまざまなものに対することが大切なのだと再び思いました。
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by eastwaterY | 2006-07-28 22:33  

人とのつながり(7月27日)

7月は、休日もなく忙しい日々を過ごしましたが、人とのいい出会いをすることもできました。来年の年賀状が増えそうな予感がします。

先日、2回の講座が終了したHH市では、担当者のSさん、生涯学習ボランティアで学習相談を担当していらっしゃるIさんと5月の中旬以来、1回だけの会議以後は、頻繁にメールと電話のやり取りをしながら、いかに受講者の意識を変える講座にするかを話し合ってきました。このような形式の講座をするのは初めて、受講者の明確な評価を得るのも初めて、という中で、今思えば、よく私の考えを通させていただいたと、感謝で一杯です。

担当者のSさんが、2回目の講座のまとめを最後にされたとき、私はものすごく感動して彼が何をどう言われたのか、全く憶えていないのです。 私の友人も受講者の一人でしたが、「Sさんの最後の挨拶にぞっとするほど感動した」といっておられました。講座がすんで帰宅するとき、「12月に5回目の講座が終了したら、ぜひ『ご苦労様会』をしましょうよ」と私が提案したら、「しましょう!しましょう!」と彼ら二人も大乗り気でした。

NWECの3日間の「キャリア形成支援研修」では、初日の朝一番の講義のとき、「一緒に座りましょう」と声をかけてくださったYさんと、気が合ってとうとう最後まで、いろいろな話をすることができ、再会を約束しました。あわてん坊で粗忽者の私を、うるさがらず常に世話をしてくださって、まるで10歳年下の「お母さん」という感じでした。研修に来ていた人に「以前からのお友達ですか?」と尋ねられるほど、しっくりしたカップルだったのでしょうね。

また、NWECで研修を受けた広島県出身者は、二人でしたが、私以外のもう一人のNさんとは、以前から女性教育施設で講演をさせてもらっており、周知の中でした。しかし、男女共同参画の話や意識変容の話など、ゆっくり話すこともしていなかったのですが、今回は食事をしながら、驚くほどいろいろ話すことができました。そして、今まで以上にお互いの知らない点を知って、より相互理解が進んだように思いました。

他にも「女性のキャリア支援講座Ⅱ」で「真っ白な心」で5回の講座を受講し、最後は
「今までどう考えていたかを振り返り、今一度家庭を大事にし、自分が今やるべきことは、料理、子育てに力を入れて家庭をもっと堅実に築いていくこと」とし、これからの生き方を見出したNさん。いかに素直な心で人の話を聴くことが、重要かということを教えてくれた人でした。

あと4日で、7月も終わります。忙しく一時は気持ちが落ち込んだこともありましたが、今までにない充実した日々だったかもしれないと今は、思ってます。上述の人々との出会いが、私をそのように思う方向に持っていってくださったのでしょう。
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by eastwaterY | 2006-07-27 22:05  

ある60歳代の女性の「学習履歴」(7月26日)

先日のHH市の「生涯学習推進リーダー養成講座」では、第1回目の講座で第2回目までの3週間の間に「学習履歴」を書いてきてもらうように宿題を出しました。「学習履歴」はポートフォリオの一種で自分が誕生以後の「学びの道をふり返る」シートです。ここで言う「学習」は、学校や学校以外の教育施設、会社などで学んだ経験だけでなく、個人学習スポーツ学習、サークル学習、ボランティア学習、資格・免許・技能審査、大会、旅行、インフォーマルな経験(対人関係、仕事、育児、介護など)から学びなど、ある程度継続したもので結果として、自分自身が何かを学んだ経験をすべて含んでいます。

第2回の講座終了後、3人の受講者が、現在までの「学習履歴」を書いたものを私に読んでもらい、コメントをほしいと、生涯学習課担当者に言われたということで読ませていただきました。各人各様の学習履歴でしたが、私にとっては同じ年代のKさんの「学習履歴」が興味深く感動的なものでした。彼女は経済的事情のため、働きながら、定時制高校に行き、準看護師の資格を取得し、その後も離婚を経験しながらも将来を見通して看護学校へ進学し、最終的には総合病院の看護婦長に昇進。63歳の現在は、在宅看護師の会で看護職で地域の人達の看護で活躍しておられます。

私は、彼女の「学習履歴」を読んだ後、次のようなコメントを書きました。

丁寧に書かれた「学習履歴」に、まず驚きました。学習意欲がいっぱいのシートだと思いました。
(1) いかにKさんが、幼少の頃からいろいろなものに興味・関心をもって学習してこられたかが、よく分かります。また、それらのことが現在のKさんが意欲的に生きていくことにつながっていることは、ご自身も感じられていることでしょう。

(2) 64歳の私と同じ時代を生きてこられたので、思春期に経済的理由で進学できなかった無念さも、よく理解できます。しかし、そこを乗り越えて、経済的自立をしつつ准看護婦の資格を取得し、それ以後も将来を見通して、看護学校へ進学。その結果看護婦長にまでなられました。すばらしいことです。

(3)それ以後も常に、意欲的にさまざまな学習をされ、人との関係を大事にし、取得した資格を生かしながら、現在もまだ、前進しておられます。

3枚にわたる「学習履歴書」を読んで、私が感じたことは、常に先を見通し、目標を持って学習を継続しつつ自分の人生の充実を感じることができる生活を自ら創造しておられるということでした。若いときの苦労が、Kさんに旺盛な「生きる力」をつけたと思いますが、それも何事も自分自身で人生を選び、決めていかれた勇気があったからだと思います。常にプラス思考・志向で困難なこと切り抜けてこられたKさんに学ぶことが多く、感動を与えていただきました。有難うございました。
同年代のKさんと私、お互いに目指す方向は違うかも知れませんが、これからも「健康」に留意し、人とのつながりを大切にして生きていきましょう。

生涯学習では「学習者が学習支援者に学ぶ」だけでなく、「学習支援者が学習者に学ぶ」という相互学習ができるところに大きな特徴があります。私も講演をするたびに、さまざま年代の人から学ぶことが多くあります。この魅力があるからこそ、私は講座や講演をしているのだと思います。
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by eastwaterY | 2006-07-26 21:33  

我が家の花々(7月25日)

長雨が少し止み、今日は半日太陽が顔を覗かせました。夕方まで電話相談の定例会の後、講座の打ち合わせをし、帰宅後、雨に濡れないように軒下や車庫に入れていた花々の様子をじっくりと見ました。

今年は例年になく、ペチニュアのいろいろな種類をプランターに植えて、門扉や玄関まわりに置いてたり、壁にかけたりしていたのですが、今年は散々でした。おとといくらいまでは、花も何とか元気があったのですが、この2日間で株全体が弱ってしまいました。やはり花たちにとって、日の光がどれだけ、彼らに与えるのか、良く分かります。

この長雨の原因は、地球温暖化の影響であるといわれています。森林伐採を繰り返したことにより、CO2を吸収する木々が極端に減ったこと、人間が豊かに生活するために、いろいろな生活場面でCO2を多く排気したこと。これらが、すべて自然環境や生き物すべてに悪影響を与えてしまったのです。我が家の近くでは、最近全く雀の姿を見ることがなくなってしまいました。ツバメの数も減っています。数年前は、ごみを出す日には、朝早くから烏が多く集まりうるさく鳴いていました。烏の数も減ってきました。

これらのことを考えたとき、私たち人間は、「自然と共生しながら生きていくこと」を忘れしまったのだと思いました。もっと謙虚に質素に他の生き物とともに生きていかなければいけないと思いました。話が逸れてしまいましたが、我が家の花々は、哀れな姿になってしまったので、思い切ってリハビリのため、短く刈り込んでいきました。これから、どのくらいの時間を経て、モトの元気さを取り戻すか、祈るような気持ちでケアをしていきたいと思います。
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by eastwaterY | 2006-07-25 21:52  

生涯学習推進リーダー養成講座第2回終了(7月22日)


HH市主催の生涯学習推進リーダー養成講座第2回が今日、終了しました。この講座の第1回のことはブログ(7月1日)に書いていますが、自分としては不本意な講座だったし、受講者にしても、意識変容の視点で企画された内容と形式に不慣れなために難しいという印象をもたれたようでした。

今までの150回を越える講演の中で、これほど自分自身が不本意と思った講座はないので、今日の講座が済むまで、私の緊張感はずっと続いていました。自分でも不思議なほど、この講座にこだわり、2回目は絶対に受講者に喜んでもらう講座にしたいと思っていました。

まず、講座内容においては、前回の受講者の「ふり返り」を生かしたものにプログラムを変更しました。生涯学習ボランティアの意味と意義を講義した後、HH市が求めておられた項目を一つ減らし、その代わりに「どうすれば、受講者がくるような講座をすることができるのか。そのための広報はどうすればいいのか」という課題が、多くの人から出ていたので、それを今日の講座の重点事項としてワークショップを行いました。

広報については、「手にとってもらえるチラシづくり」をする方法を、先日私自身が研修を受けてきたので、その手法を使ってワークショップをしました。ワークショップをするにあたり、魅力的なもの、あまりインパクトのないもの、チラシとしては全くその意味を成していないものなど、10枚を受講者一人ひとりに予め配布し、それらをまず「個人」として1~10位までを審査してもらいました。その後、今度は、「グループ全員」で話し合って、「グループ」としての1~10位を出してもらい、一つのグループを取り上げて、それらのチラシを白板に張っていき、一つひとつ解説をしていきました。

他のグループに尋ねてみても、だいたい似たような審査がされていました。 受講者たちは、自分たちが課題としていたこと、知りたかったことを今日のワークショップでしたのですから、話合いにしてもファシリテーターが入る余地もないくらい、いつの間にかグループの誰かがその役を担い、とても順調に話合いが進んでいました。その後の「コミュニケーションカード(ふり返りシート)にしても、どんどん自ら書き込みをしていき、ほとんど私たちスタッフが出て行く間がないほどでした。

6月30日の第1回の時の受講生と比べたら、別人と思えるほどの食いつきの良さと、イキイキとした人達でした。私自身も、開講して5分後には、「今日は大丈夫!」と実感が持てるほど、受講者の人達のやる気を感じました。最後のまとめの挨拶は、「私は、わずか2回目でこれほど皆さんが成長されるとは、と驚いており、学ばせていただいたことが多く、感謝しています」という話しをしました(もっとも、第2回目の最初の挨拶は、第1回のふり返りとして私の反省を話すことから始めました。それをすることが「ふり返り」による発展ということになるからです)。

今日も、緊張のため朝3時半から眠られなくなり、昼食も食べられないで講義をしました。
でも、相変わらず元気です。これからは、私の「のみのような心臓」をせめて、もう少し大きく「ねずみくらいの心臓」にしたいなと思ったことでした。
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by eastwaterY | 2006-07-24 21:39  

子どものエネルギーは、すごい!(7月23日)

相変わらず雨の日々が続いていますが、広島地方は九州や四国ほどの激しい雨は降っていません。それにしてもこの長雨で、ペチニュアを初めとしてゼラニュウムなど湿気をきらう花々は元気がありません。短く切ってリハビリをする方がいいと思うのですが、つい花が咲いているのを見ると思いきりがつきません。

そんな気分でいた時、実弟から電話があり「これから、そちらへ行くから」とのこと。コーヒーメーカーをセットし、お菓子を用意して待っていたところ、なんと弟夫婦だけでなく、姪の4歳の双子の女の子、2歳半の男の子の3人がやってきました。

久しぶりに、この子達に会う私は、嬉しくてたまりません。 「さあ、この子達とどうやって遊ぼうか?」と考えました。「そうだ!Iさんが、先日送ってくださったお菓子の入っていた、可愛い絵が描かれた一つひとつの箱が4つある。これで何とか遊べるな」と思いました。なんとも可愛い挿絵が入っている箱だったので、どうしても捨てる気にならず、夫に笑われながら、小さく折りたたんでとっていました。その箱を出してきたら、3人とも大喜び。それに、一つずつお菓子を入れて、「お菓子が落ちてはいけないのでゴム輪で止めてごらん」と言ったら、それを十字にして「×ができた、×ができた」と大騒ぎ。こんなことで、大騒ぎ。その次は、それらの箱を隠して遊び、それに飽きたら、今度は頭の上に乗せて落ちないように歩くことに挑戦し始めました。双子は、4歳ですから、どんどん自分たちで考えて遊びを創っていくのですが、2歳半の男児はどうしているかな?と見てみると、必ず、お姉ちゃんがしたことをしっかりと見て、すること、言うことすべて真似ています。

初めは頭に乗せた箱が、すとんと落ちていましたが、そのうち2メートルくらいは落とさないで歩けるようになりました。その「ファッションモデル歩き」を飽きることなく続け、少しずつ歩く歩数を多くするようにして、何度も何度もやっています。たった、2つのゴム輪と小さな箱でかなりの時間3人が遊んでいました。ゴム輪をはずして見たり、中に入っているお菓子が壊れていないか確かめたり、私たち大人が、ちょっとヒントを与えるだけで、「自分ができる遊び」を創り出していくのです。まさに「子どもは遊びの天才」です。

「やはり子どもはいいなぁ。エネルギーがもらえるなぁ」と思っていたら、義妹が「お姉さん、この子達が帰ったら、ぐったり疲れが出るよ」と心配してくれましたが、ぜんぜんそんなことはありません。やはり子どもは未来をつくっていくのですから、これだけエネルギーがあるのが当然です。私は、明日の講演に備えてこの3人の子どもたちから、いっぱいエネルギーをもらいました。ありがとうね。

そうそう、彼ら達が帰り際に「今度来るときは、何を用意していようかな?ジュースは何が良いかな?どうしようかな?」と3人に尋ねたら4歳の二人はちょっと遠慮して言うことをためらっているようでした。そうしたら、お姉ちゃん達の後ろから2歳半の弟が、小さな声で「アイスクリーム!」とはっきりといいました。これで決まり!今度は、アイスクリームを準備して待っていましょう。
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by eastwaterY | 2006-07-23 18:22  

「女性のキャリア支援Ⅱ講座」終了(7月22日)

6月3日から始まった「女性のキャリア支援講座Ⅱ」も、今日で5回目(最終回)となりました。過去4回、受講者が書いたコミュニケーションシート(ふり返りカード)を読むと、自分の向かう方向が決まっている人、ある程度は向かう方向が決まりつつあると思われる人、現在、一生懸命「自分さがし」をしている人といろいろのようでした。

このシートで「私が『力』をつけたいこと」では80%の人がコミュニケーション能力
(自己主張する力と傾聴する力)であり、次いでリーダーシップ能力、ネットワーク力、企画・運営していく力などが挙げられていました。このことは、現在の日常生活の中でいかに人と人との関係が希薄になっているか分かります。人とつながって生きていくことを望みながらも、そうなっていないという今の時代の特徴を表しています。

また、多くの人が書いていたものに「好きな仕事をしたい」というのがありました。確かに「好きなことを仕事にできる」のはすばらしいことです。もちろん進み始めた後には、辛いこともありますが目指したい「夢」が見つかって、「好きなことを仕事」にするためには、その前に考えるべきことが3点あります。一つ目は、「自分の気持ち」の確認、二つ目は「自分の資源」についてです。この場合の「資源」は、「金、建物、備品」などがありますが、それだけでなく、「今までの経験や能力」そして「自分を支えてくれ、応援や助言をしてくれる人」も資源になります。三つ目は、家族の了解です。仕事を始めたら自分の変化はもちろんのこと、家族といろいろ話合いをし、仕事をすることを了解してもらうことも大事なことです。

前国連弁務官の緒方貞子さんは、女性のキャリア形成について「女性には、男性とは違ったサイクルがある。焦らず、ゆっくりと、自分が生きる方向を決めた方がいい」といっておられます。緒方さんは、33歳で結婚、子育てが一段落した後、博士号を取得。その後、親の介護などをして、国連弁務官になられたのが、63歳のときでした。現在、78歳ですが、今でも世界各国の恵まれない貧しい国の子どもたちのために活躍されています。
この緒方さんの辿られた人生を知ると、まさに「キャリア」とは、どういうことか、深く考えさせられます。人の背景や状況は異なり、人の生きる方向はそれぞれですが、「自分が、どう生きるか」という事は、じっくり考えて決めていくものであり、そのときそのときで考え続けていくテーマであると思います。

つまり、人生におけるその時、その時で大事な事、大切にしたい事があるのだから、それを考えて、その時間を丁寧に生きることも必要なのだという事を緒方さんの話から教えられました。すなわち、キャリアというのは、緻密に計算して成り立つ部分と、もう一つは、予期せぬ出来事の連続の中から形成されたり、開発されたりする部分も非常に多いということです。そのような話をしながら、受講者には講義の間に「自分プロフィール」、「私にとって大切なこと」、「したい仕事、できる仕事」に次々と記入し、自分のふり返りをしてもらいました。そして、最後にはそうしたふり返りシートによって自分を認識したのち、「自己宣言カード」に ①「5年後の自分」をイメージして、その時、自分はどのように思い、どのように行動しているか。 ②そのための行動としては、何をすればよいかを1. 2. 3.と書いてもらい、一人3~5分発表してもらいました。これは、自分自身の5年後をしっかりと自己認識して、それを目指してこれから人生を送ってもらうことを意図しました。

それが済んで、いつものように「コミュニケーションシート」に「自分が興味・関心を持っていること、今日学んだこと・気づいたこと、「力」をつけていきたいこと」を論理的文章で書いてもらい、その後グループになって一人一人、自分の考えを発表しながら、みんなと話し合ってもらいました。

その時に二人の子どものいるNさんが、突然涙を流しながら、「私は、初めに仕事をしたいと思ってこの講座に来ましたが、この講座を毎回受講するにしたがって、本当は仕事をしたいというより、日々の生活の中での諸々のことや隣近所との付き合いなどから逃れたくて、仕事をしたいと思っていたことが分かりました。これからは、それらのことから逃げず、『今、何が大事かを考えて家庭を充実させるために料理、家庭内・外のコミュニケーションをしっかりしていきたい』と思いました。」といわれたのです。

講座終了後、希望があれば一人ひとりの相談をすることになっているのですが、今日は彼女が一番に「相談したい」と手を挙げられました。相談の中で私が「二人の子どもさんがいながら、5回の講座を全部受講されてよかったですね」と言ったら、「どの講座もすべて楽しく、私のためになるものでした」という返事。それで私が「あなたが、今日自分の考えていること、また、自分がどう変わったかを話されたのに驚きました。きっとあなたは、『真っ白い心』で講座に臨み、それを素直な心で全部吸収されたのですね」と言ったら、「全くそうです。全部私の心の中に吸収することができました。」と言われ、私はそれを聴いてとても感動しました。わずか5回の講座で、彼女は自分自身を客観的に見つめ、これから、自分はどう生きていくのか、何に価値を置いて生きていくのがいいのか・・・・を明確に認識することができていたのでした。

講座を作っていくのは、「講義者と受講者」の両方がうまくつながっていけば、両者が満足した気持ちで講座を終了することができます。今日の受講者の評価は「大変満足、満足」だけで占められ、ほっとしました。さあ、明後日は私が一番緊張するHH市での講座です。さあ、どうなるでしょうか?もう、今から、ドキドキしています。つくづく修行が足らないと思います。
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by eastwaterY | 2006-07-22 21:33