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ムラサキルーシャン(10月2日)

今日は、朝からからりと晴れ、爽やかな1日でした。適当に風も吹き、まさに洗濯日和の
広島でした。私が休みを取った日が、偶然にもこのような素敵な秋の日で、幸せでした。

このところ、ただ忙しく過ぎゆく日々で、庭の花々をゆっくり見ないでいましたが、着実に花々は秋の到来を知っていました。夏に盛んに咲いたフリルのついたペチニユアは、1ヶ月くらい前にいったん伸びすぎた茎を短く切っていたのですが、ふたたび多くの花をつけています。

種をまかないでも毎年庭をにぎやかせてくれる紫色のトレニアは一時の賑わいを失い、あとは来年のために種を一杯つけています。この花は、驚くほどの生命力があり、ここ十年、夏から初秋にかけて可愛い紫色の花が植木鉢や庭のあちこちで咲いています。この花の紫は、磁器の器ではなく備前焼きや萩焼などの陶器にぴったりと似合います。

もう一つの紫の花は、(今、インターネットで調べたら)ハーブの種類で、名前は「ムラサキルーシャン」と言い、別名をリンゴアザミというのだそうです。私は今まで俗称の紫アザミと言っていました。この花は、ほのかにリンゴの匂いがするので、「リンゴアザミ」という別名は納得です。
また、この花は多年草なので、もう10年くらい前から種をまくことはしないのですが、7月頃から咲き始め、いまだにのあちこちに咲いています。今花の紫色は、ちょっと高貴な色のように思います。

この花の色も、もちろん好きですが、気に入っているのは、花もちがいいので暑い季節に玄関にアカマンマと共に活けたり、仏前に供えるには、もってこいの花です。夏の気配のあったこれまでは、ガラスの花瓶に生けていたのですが、今日は本格的な秋の到来を感じたので、竹で編んだ
花瓶に生けて玄関に置きました。玄関の戸をあけると、ほんのりとリンゴの香りがします。
また、この花は半耐寒性なので、これからも霜が降りるまで咲き続けてくれるので、当分の間、他の花などと組み合わせて玄関や仏前に生けることができます。

こうしてみると、なんと私たち人間は、秋の風、雲、光、花々や木々とそれらの香りに、どれだけ季節を感じ、癒されていることか、と思いました。やはり、人間は自然にはかないません。
自然は、偉大です。

by eastwaterY | 2008-10-02 22:18  

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