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料理は誰のために(3月20日)

今日は「春分の日」で勤務先には行かず1日中家で仕事をしていました。しかし、事務局と違って時々したいことをしながら仕事ができるので、疲れることはありません。

私は、いくら忙しくても自分で料理をすることが好きで、冷凍食品やインスタント物、レトルト食品はほとんど使っていません(以前、子どもが通学していたときには、弁当のおかずの品数を多くするために時々冷凍食品を使っていましたが・・・・)。

私にとって料理はストレス解消になるのです。大学院2年のとき睡眠不足の中で修士論文を書いているときも、料理をすることで気分転換になり、ストレスも解消していました。このように言うと、どんなメニューで、どんなにご馳走を作るのか、と思われると思いますが、ごくごく普通の日常食を作っているのです。

過日新聞を読んでいると、ある漫画家の方が「料理はだれのために作るのか?」というテーマでエッセイを書いておられました。その内容が、いつも私が思っていることと同じだったので、なんだかとても安心したことを覚えています。彼も料理をすることが大好きで、とうとう料理漫画まで描いた人です。彼いわく「料理は人のために作るから、楽しい。自分が作った料理を美味しそうに食べてくれる人がいて、初めて料理を作ってよかったと思う。そして・・・・その人が満面の笑みを浮かべて『美味しい!』といってくれたら、最高!」とのこと。

そうなんです。今日は、いつもより時間があるので、昼食も夕食も、ついつい品数が多くなってしまって夫から「美味しいけど、こんなに食べ切れない」といわれてしまいました。夫だけでなく私も食べ切れませんでした。一つひとつの量は少ないのですが、やはり年齢には勝てません。いつの間にか、食べる量が決まってしまって、そう存分には食べられなくなっていることに気づきました。

しかし、時々我家を訪れる息子から「お母さんの料理にはいくつか売れるものがあるよ」とお世辞(?)を言われると、「料理してよかった!」と思うのです。だから、冷蔵庫の中には、息子の好きな料理ができるよう、いくつかの食材が大抵準備してあります。でも、これが私一人だったたら、自分のためにだけ料理をしようとは思わないでしょう。漫画家の方がおっしゃっていたように、やはり料理は誰かのために作り、喜んでもらうことが最高なのです。

だから、友人が来ても必ずしゃべりながら大雑把な性格丸出しで、あっという間にある食材で昼食を作ることが好きです。「もうできたの?すごい!」という言葉が好きなのです。私の料理は「安くて、早くて、美味しい」を目指していて、喜んでもらうことが一番です。

最近、私が仕事で帰宅が遅いときには、夫が料理をしてくれているときがあります。まだメニューの数は少ないのですが、夫も最近は「人のために料理をする喜び」を感じるようななったようです。私はまだ、満面の笑みまではいきませんが、「なかなか、いい味ね。美味しいよ」といっているので、もう少し努力して満面の笑みでいえるようになろうと思っています。

by eastwatery | 2008-03-20 21:48  

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