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大学でのランチ風景(11月6日)

この度、新しく始まった仕事は、大学が文科省から認定を受けて事業を行う団体なので、事務所は大学内にあり、教授や事務局のメンバーと共に仕事をしています。この大学は広島修道大学といい、広島の私立大学としては、一番大きく総合大学に近い規模で法科大学院まで設けています(実は、息子の母校でもあります)。

私たち(教職員・非常勤職員)の昼食・休憩時間は、11時15分~12:15分ですから、学生たちとは、時間が少しずれているので、ゆっくりと食事が摂れるように時間設定してあります。とにかく、地方の大学としては、大きく5研究科5学部9学科を有し、約6千人の学生が学んでいるのです。

そういうことですから、食事を摂る施設としては、面白いくらい、迷うくら。いいろいろあります。レストランあり、バイキングあり、お持ち帰りのマック風のお店あり、厳冬専門のようなところり、はたまた、どちらかと言えば、中高年向きの和風レストランあり、テラスがあって外で食事ができるような所あり・・・・ということです。以前、息子が在学中のときに何度か訪れていますが、これほど多くの食事処があるとは、知りませんでした。

現在は、どこが美味しいか、どこが値段の割りに美味しいか、おなかのすき具合でバイキングに決めたりなど、毎日(仕事は超多忙でも)昼食を楽しんでいます。そういう日々の中で、今日も面白いことを発見しました。この大学は総合大学に近いので、男女共学です。だいたい、男7:
女3くらいの割合だと思いますが、食事の時に、その情景を見ると、完全に男子学生だけと完全に女子学生に分かれて食事をしているのです。

私が初めに想像したのは、男女共学の大学だから、カップルがいたり、男女が入り混じったグループで、ワイワイガヤガヤ賑やかに昼食を摂っている風景でした。私は、今日は会議が3つ入り、人間が好きで、したがって、人間ウオッチング好きなので、独りで食事をすることは、全然苦痛ではないのです。

今日は和風のメニューが多い食堂に行ったら、普段はほとんど学生の姿を見ることはないのに、今日は満員で、やはり男子学生と女子学生は分かれててテーブルに座っているのです。私は次の仕事が忙しいので、急いでいたため何も考えずに何も見ず、空いている座席に座りました。 ところが、食事をする時になって10人くらい座れるテーブルで、女子学生は一人もいず、全ての男子学生のテーブルのど真ん中に座ってしまったことに、気づきました。

いまさら、席を替わるわけにも行かず、そのままの席で(そこが厚かましいオバチャン魂ですが)しっかり、学生たちの様子を見ようと肝を決めました。そうしたら、またまた「何で、男女で分かれて座っているのだろう?」と思いました。私の周りの男子学生をそれとなく見ると、多くの男子学生が爽やかで、ファッショナブルで、いわゆるイケメンっぽい人が多いのです。彼らは、静かにボゾボゾ話しながら食事をしています。

そのとき、ポッと3人のイケメン大学生の視線が動いたのです。私もつられて、その先を見ました。・・・・・・・その視線の先には・・・・・・・男子学生8人のグループの中ににこやかな微笑を浮かべて、座ろうとしているおしゃれな女子学生がいました。彼女は、男子学生8人の中にでも臆することなくさっと座り、普通のことのように食べ始めました。

そこで、また私の中フツフツと沸いてきたのは、「多くの学生は、なぜ、男女が共に食事をしたり話をしたりしないのだろう」ということでした。もちろん学生のなかには、男女が共に語り合いながら、キャンパスを歩いているのを見ることはありますが、それは本当に少数です。これが、欧米の大学のキャンパスでは、その光景は大きく違うのではないかと思うのです。

そうかといって日本の大学生が恋愛をしていないとは、いえないと思うのです。彼らは、男女が共にいると人目につくので嫌がり、人が言うことが気になり、ありのままの自分たちの姿を見せることに戸惑いを感じたり、不安をもったりしていではないか、と言うことです。もっと自由に、自分を表現できる大学生活を送って欲しいと願いました。

by eastwatery | 2007-11-06 20:48  

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