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参議院選挙まで、あと4日(7月25日)

投票日の29日までには、あと4日ですが、活動ができるのは後3日です。今日は、学習相談、学習会、定例会とあったので、今日は選挙事務所のお手伝いは3時間しかできませんでした。
だから、初めから電話かけの役割をしました。

電話かけの仕事は、人間観察(?)になると思いました。また、世情を知ることもできました。とにかく留守が多いのです。しかも、留守番電話でメッセージを残すようになっていないので、吹き込みもできません。パートや派遣・契約社員も含めて、共働きが多いとは思っていましたが、これほど留守が多いとは、正直驚いています。わざわざ留守番電話にメッセージを吹き込まなくても、急ぐときには、ちょっと親しい間柄であれば携帯電話をかけて用件を伝えることはできます。いまや、多くの人が携帯電話をもっているのですから。

しかし、田舎辺りになると、留守番電話の代わりに高齢者、主に女性が多いのです。しかも、とても丁寧に応対してくださいます。こちらの一生懸命さが伝わるのか、それを思いやってくださるのか「暑いのにご苦労様です。がんばってください」といってくださる方が、結構いらっしゃいます。こちらがお願いしているのに、こちらの大変さを気遣って、このような言葉がけをしてくださるつつましさや思いやりは、最近は忘れ去られているように思いました。電話に出て下さった高齢の女性の方々に言葉がけの大切さを学ばせていただきました。

この世代の女性たちにおいては、高等教育を受けていらっしゃる方は稀だと思います。「教養」とは、どういうことか、何を表わしているか、ということを考えました。現代の高学歴女性は、大学卒・大学院修了の人も多いと思います。では、彼女たちが、今日私が電話を受けた高齢女性の方々のような応対をどれだけの人ができるか、と考えたとき、皆無に近いのではないかと思いました。

その一方で、男性の場合は、非常にぶっきらぼうで、面倒くさいという対応をする人が多いようです。中には途中で「もう投票した」といって、プツンと電話を切ってしまう人もいます。確かに、その心境も分かります。あちこちの候補者からかかってくるのですから、面倒なのも理解できます。

しかし、ここには「ジェンダー」が関係あるように思います。女性は幼いときから思いやりをもって、相手を気遣い、人間関係をうまくやっていくように育てられているということ。その一方で、男性は女性よりも優れている、能力が高いという意識で育てられています。だから、電話をかける人が女性であれば、自然に前述のような対応になってしまうのでしょう。

こうしてみると、学ぶことはどこにでもあるものだと思いました。選挙事務所のお手伝いも私にとっては、生涯学習の一つになったようです。

by eastwatery | 2007-07-25 23:42  

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