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はじめてのおつかい(7月17日)

「海の日」がハッピーマンディになり、昨日までは3連休になったからか、久しぶりに「はじめてのおつかい」が2時間放映されました。

この番組は、感動の涙あり、楽しさあり、子どもの発想の素晴らしさに驚いたりと・・・・・
いつも楽しみに待っている番組です。昨日も日本各地から、はじめておつかいするチビッコたちが、「はじめてのおつかい」にチャレンジしました。昨日は、それだけでなく、以前撮影・放映したチビッコの15年後がどうなっているかを構成していて面白かったです。

なぜ、おもしろかったか?ということです。どのチビッコたちも4~6歳くらいの時の根っこにある性格は、あまり変わっていないということです。仲良しの友達(といいつつもライバル意識のある友達)と一緒におつかいに行った女の子の二人組は、12年たった今は高校生。しかし、12年たっても、幼いときに姉御肌だった子は、やはり同じ。

しかし、10数年前末っ子で、家族に愛され可愛がられながら育った腕白坊主だった、現在20歳の青年は、優しく礼儀正しい青年になっていました。「子ども心親知らず」で、その青年のことを「母親は、小さいときとちっともかわらず、のんびりしていて、何をどう考えているのやら?」という意味のことを言っていましたが、当の青年は「将来は家業を継ぎます」といい「親御さんはご存知ですか?」と尋ねるレポーターに「まだ、言っていないので知らないでしょう」と、ちょっと照れながら答えていました。

また、別の放映場面、5歳と3歳の兄弟がおつかいに行きます。いつもは喧嘩ばかりしている兄弟が、初めのうちは仲が良いのです。お兄ちゃんが、お兄ちゃんらしく弟をリードし、世話をしていて、なかなかたいしたもんだと観ていました。ところが、その関係のあり方が、二人が疲れたり、道を間違えたりしたときから怪しくなってきたのです。あれほど頼りになったお兄ちゃんが横暴になってくるのです。でも、ここからがこの番組のよい場面が始まるところなのです。

案の定、弟は泣き出します。そうするとお兄ちゃんは、「ゴメンナ、~しようか」とか「こめんな、こうしたらうまくいくよ」といいながら、徐々に弟のことを分かろうとし、庇うようになってくるのです。とにかく、幼くても我慢して精一杯弟を連れて、買い物した重いものもって確実に家に帰ることだけを考え、自宅まで帰るのです。そうやって自宅についた途端、ほっとして「かえったよ~」というのですが、母親が頼んだものとは違うということで、もう一度やり直し。ちょっと愚図る息子にかまわず、「もう一度行ってきて!」と頼む母親の心中はいかに?と思いながら観るのも、この番組のいいところです。

いつも、この番組を観るときは、いつのまにか「あー、そういえばああいうこともあったなぁ」、「私だったたら、ああまで厳しくできなかったなぁ」などと自分の子育てを振り返りながら観ています。
もう二度と繰り返すことのできない子育てですが、それはそれ。まずは子どもの可愛さに心が和みます。

by eastwatery | 2007-07-17 23:10  

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