NHK取材後の放映に、がっかり!(5月14日)

先日、NHKが「中高年の大学進学」をテーマに私が世話人をしている「社会人学生ネットワーク文教支部」を取材しました。これからは大学側も少子化による18歳人口の減少から、社会人入学を積極的に行うだろうと予想されます。そこにNHKが目をつけたのでしょう。

ディレクターは昨年超難関大学大学院を修了した女性でした。NHKだからか、かなりの高姿勢、取材申込をしておきながら、当日になって断るつもりといってみたり、その反面当日の朝、大学へ到着前に車から別の教授に授業の取材したいと言って大学へ電話をかけるなど、あまりにも計画性がないのです。倫理観も社会性もなくただ、自分の思うままに突っ走る姿勢に驚きと怒りを感じました。カメラ、音声さんの男性も「これではいけません」と私に言っていました。

だから、あまりのひどさに私は仕事が終わった後、「これは貴女の今後に関する大事なことなのだから」といって、理由を説明し彼女にいろいろ彼女の課題点を話しました。その話を無表情に聴いていた彼女には結局、私が言っていたことはあまり分かっていないようでした。そのことをブログに書いたところ、ブログ仲間のリバーマンさんが、かってはマスコミで取材仕事をしておられた経験から「このディレクターさんがどれだけ社会人学生について理解したのか、ここがポイントです。 ここをきちんと理解していなければ、とんでもない番組になってしまう恐れもありますので、私はちょっと不安です。」と書いてくださったのですが、まさにその通りになりました。

5月8日のブログに書いたように、主に取材を受けた3人の三者三様のコメント内容は、どの方も「自己実現」という言葉は一致していると思いました。そこには本人の強い意志と努力が必要ですが、その後に待っているのは、達成感と充実感だと、そのとき改めて思い、これをこの番組で伝えてもらえば・・・と思いました。

私も20分くらい取材を受け、社会人学生で一番大事なものは「健康」で、その次に「家族の理解」、3番目は「経済的なもの(奨学金)」だと話し、何とか社会人にも奨学金制度が利用できるように、大学などに働きかけをしていきたいと思うことなども話しました。
また、大学へ進学した社会人は、どの人もイキイキとして意欲が高く、入学後1ヶ月たつと、まるで別人のように変わっていて、その成長振りが目覚しいなども話しました。

しかし、10分の放映時間のうち、内容は広大への取材がほとんどでした。しかも、妻と老親を京都に残し、単身、文化財などの研究をするために広大文学部大学院に進学している修士2年58歳の男性を主に取材していました。授業風景から、下宿先に帰ってからの事まで丁寧な取材をしていました。最後に修了後は文化財に関する活動をするとの事。また、それに対する広大の入学センター長のコメントも2場面にわたって入れました。

それに対して私たちに関する放映は、わずか30秒。それも、BGMが入っていて、何を言っているかも分からず、社会人学生と私が話している場面の中で、2人のコメントが10秒、何を言っているのか分からないほどの短さ。TVを観た実弟が「何を伝えようと、この番組を制作したのか分からない」といっていました。

NHK側にしてみたら、「30秒でも取り上げただけ、ありがたく思いなさい」というところでしょうが、コーディネーターとして授業取材をお願いした二人の先生や、取材をしてもらった4人の社会人学生にご迷惑をかけてしまったと申し訳なさで一杯です。特に三原市から通学しているKさんは、当日は朝早く特別に新幹線で大学へこられていたのに、一言のコメントも入っていませんでした。彼女の「教育者側からの障害児教育ではなく、障害児の視点からの教育を考えるには、臨床心理学を学ぶ必要がある」という研究意図が素晴らしいものだったのに、ディレクターにはそれに関する見識眼が全くなかったのだとしかいいようがありません。

今まで、何度もいろいろな局から取材を受けましたが、(もちろん、その中にはNHKもありましたが・・・)ここまでひどい、無礼な取材を受けたことはありません。まさに、NHKの傲慢振りを表わしているものでした。
[PR]

by eastwatery | 2007-05-14 21:09  

<< ランチ・バイキングの同期会(5... 母の日(5月14日) >>