人気ブログランキング | 話題のタグを見る

今日も、ちょっといい話(3月16日)

今日も嬉しいことがありました。3月3日のブログに書いている、立命館大学へ入学が決まったHさんと、やっと一緒に食事をすることができたのです。

半年前に、親業インストラクターをしている友人が大学進学に関して相談にのってもらいたい人がいる、と電話をしてきました。私は日頃から社会人学生の大学進学に関して学習相談・支援はしていますが、今回の場合は女子高校生でした。Hさんが心理学を学びたいということであり、私の母校の心理学科もあるので、その辺のことなどを話しながら相談者の気持ちを聴いていこうと思い、相談することを了承しました。彼女が選んだ受験方法はAO入試の中でも『模擬授業体験方式』というもので、「オープンキャンパスに参加し、志望学科の模擬授業を受講後、それに対するレポートを作成・提出し、その後、面談(登録)、出願を経て、試験当日の面接を迎えます。合否判定は、これらをもって総合的に判定する」というものでした。

その後、彼女の両親から「自分が望むなら、どこへ進学しても良い」と言われ、選択肢を3校選ぶことができるようになったと、明るい声で電話がかかってきました。
「あなたが、望む方向に向かっていってよかったね。がんばってね。あなたの夢が実現したら、そのときは逢って一緒に食事をしようね」と伝えました。そして・・・3月1日の夜、
彼女から「私は立命館大学に合格しました。初めに志望していた心理学科ではなくいろいろ考えた末『文理総合インスティチュート学科』へ進学します」という嬉しい電話がありました。当日、彼女が初めに電話をしてくれた時、私はある研修会の打ち上げで賑やかな場所にいて、気づかなかったのですが、終了後電話を見たら彼女は3回も携帯電話にかけてくれていました。それだけ、彼女は早く私に知らせようとしてくれたのだと思い、とても嬉しく思いました。そのとき、私は「おめでとう!本当に良かったね、今、賑やかな場所にいるので一緒に会うことを決めることはできないので、また電話するね」といって電話を切りました。彼女とは、電話で4~5回しか話していないのに、きちんと話してくれたことが嬉しかったし、伝えてくれた彼女の様子が、初めの電話と違って大きな声で明るくなっていたことが、嬉しいことでした。

数日前、私の仕事がやっと少し落ち着いたので彼女に電話し、今日、初めて会うことになったのです。事前に、「自分は○○色の服を着ているから・・」と情報交換をし「どんな人かな?」と、自分なりに勝手な彼女のイメージを作って待っていました。
やがて、やってきたHさんは、色白ですっきりとした清楚な雰囲気をもった女性でした。
印象的だったのは、透き通るような感じの大きな目でした。

初めて会うので、事前にどんなものがいいか迷った末に、ビジネス街にあるホテルのバイキングで昼食をすることにしました。11時半から始まるので、レストランが混まないうちに話しながらゆっくり食事をしようと思ったのです。また、午後1時から私の方で電話相談があるので、あまり時間もなかったいうこともありました。
初めは堅かった彼女の表情も、ウーロン茶で「おめでとう」「有難う」の乾杯をし、お互いについて、いろいろ語り合ううちに、その表情も柔らかくなりました。高校時代にはオーストラリアへ短期留学したこと、友人がNZのInternational Pacific College へ進学したこと(なんと、この大学の学長は私が親しくしている大学教授のアメリカ人のお連れ合いで、1昨年NZへ行ったときに、わざわざ会いに行った人です)などなど。「お互いに共通することがあったね。つながっているのね」と人と人との縁の不思議さを感じました。

彼女は通信制の高校で学んでいましたが、自宅ではとにかく猛勉強をしていたこと、受験前には勉強することに疲れ、好きな日本史だけを学習していたことなど、受験勉強のことも話してくださいました。そいうことだったので、立命館大学に合格するとは思っていなかったとのこと。「合格通知が来たときには父が、涙を流しながら母に電話したんですよ」と、ちょっと恥ずかしそうにしながらも、嬉しそうに話すHさん。

彼女と語ったのは、わずか1時間だったけど、本当に嬉しい時間でした。「あなたは、とてもきれいだから京都へ行ったら、もてちゃうね。気をつけてね! そしてね、もう大丈夫。自分に自信を持ってね。とてもチャーミングな女性ですよ」と伝えました。Hさんも「今度は5月に広島へ帰るので、近況報告しますね」といってくださいました。時間がない中での語り合いでしたが、最後は握手をしてお互いの幸せを祈って別れました。

今日も「良かった!良かった!」の話でした。

by eastwatery | 2007-03-16 21:52  

<< 「男のロマン講座~人生を二度楽... 社会人学生の卒業式(3月15日) >>