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料理をする時は音楽が一番(12月30日)

今日は、おせち料理を半分くらい作りました。私は、普段、料理をする時には音楽はかけませんが、お客様を招待する時や、おせち料理などを作るときには、楽しく料理をするために音楽をかけます。NZにいるときは、1ヶ月に2回は週末にパーティーをしていたので、その時も日本から持っていたテープをかけて料理をしていました。時には、動くと音がする小さなベルや鎖同士が触れ合って音を出すアクセサリーを身に着けて料理をしていたこともあります。

これらは、すべてとにかく、楽しく料理をするためです。多くの人を招待する時には、長時間、台所に立つことになるので疲れて気分が落ち込まないようにするには、私にとっては音楽はベストなツールとなります。今日はまず、初めに大好きな小田和正さんの「たしかなこと」から始まり、この歌は何度も何度もかけました。なんとも言えず歌詞がすばらしく、何時聞いても何回聞いても「胸キュン」となります。特に

忘れないで どんなときも きっとそばにいるから
そのために 僕らは この場所で
同じ風に吹かれて 同じ時を生きているんだ
 (以後 略)  そして・・・

いちばん大切なことは 特別なことではなく
ありふれた日々の中で 君を
今の気持ちのまゝで 見つめていること

この歌の歌詞を全部書きたいくらいですが、これは今日はやめにしておきましょう。
小田和正さんの歌の後は、高橋真梨子さんの歌「ジョニーへの伝言」、「五番街のマリーへ」、これらは阿久悠さんの歌詞であり、物語のような構成になっていて、やはり、心が動かされます。

ちょうど、このCDを2回聴いた頃、お煮しめのために根菜の皮をむいたり、丁寧に切るために時間がかかるので、今度はTVを観ながら、野菜を切っていきました。ケーブルTVでは、俳優の関口知宏さん(関口宏さんの息子)がヨーロッパの各地をのんびりと旅行をしながら、歴史的な建物に出会ったり、自然の雄大さ、人々との触れ合いに感動したりをそのまま放映しています。今日はスコットランドのブリテン島の旅を映していました。彼のいいところは人にも、自然にも、動物にも、自然体で対して全く構えることなく係わっていくところです。彼はアメリカに留学していた時もあるので、英語には不自由はなく、まず、ヨーロッパでは、どの国でもコミュニケーションはとれているようです。

それ以上に、彼が誰とでもすぐに打ち解けることができるには、特別の才能があるのです。
1つは、ギターやピアノが弾けて、しかも作曲までしてしまうことです。今日の場面でも、パブに入って行って、すぐに地域の人たちとセッションをしたり、自分が旅行中にヨーロッパをイメージして作曲した曲をみんなで演奏したり・・・・。パブに来ていた人もみんな手拍子をし、本当に彼の曲を楽しんでいました。

もう1つの彼の特技は、絵を描くことです。スケッチブックと色鉛筆、水彩絵の具をリュックサックに入れて、どこでも自分が気に入った所を描いたり、それにちょっと感じたことを書いてみたり。この二つが、なんのてらいもなくできる彼の人柄は、どこでも、誰にでも好感を持って迎えられています。今日の旅(スコットランドのブリテン島)の最終場面の彼のコメントは「イギリスは伝統を大事にする国だから、開発だけでなく、自然と共に生きている国、これはすばらしい」という意味のことをいっていました。

いつだったか、芸能評論家の人が「関口知宏は、内面的な部分で微妙な演技ができる数少ない俳優だ」と言っていました。その時、彼が、ゆったりとこの旅を続ける中で、そういうものを思わず知らず習得できているのだと思いました。一見、ムダだと思えるような時間が私たちに必要であり、文化や芸術はこういう時を過ごした中から創られるのだと思いました。

ちなみに、今日の煮しめの料理時間は、予定より大幅に時間がかかりました。そして、今日のブログは、途中からタイトルから少し横道にそれてしまいました。ごめんなさい。

by eastwaterY | 2006-12-30 21:55  

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