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人とつながる(10月1日)

私のブログの名前は「人とつながる””結“日記」です。ブログに書いてあるように、いつも「いろいろな人とつながりながら、生きていきたい」と思っています。
世界62億人の中で、私が一生涯出会える人は、何人になるでしょうか? 本当に、わずかの人たちだと思います。だから、出会った皆さんを大事にしたいと思っています。

もし、私が生まれるのが何年か遅れていたら、あるいは早かったら、会うことができなかっただろうと思うと、今、こうして会うことができた人たちとは大きな縁があるのだと思います。今日の電話相談で「あなたとは、こうやってお話をさせてもらうという縁が、できたのでいろいろ話させてもらうわね」と言われ、なんだか感動しました。そういう風に1相談員の私に『縁』という言葉を頂いたことが嬉しかったのです。

そういえば、過日の研修会のとき、隣同士で座った30代の男性といろいろと話したことが縁で、このたび彼から丁寧な手紙をいただきました。彼は、大学卒業後、日本の環境問題を何とかいい方向にもっていきたく、市民団体で活動しています。しかし、大きな使命感を持って活動する割には収入が少なく、未だに両親と一緒に住んで負担をかけていることに悩んでいました。しかし、一生懸命に講義を聴き、何とかこの組織を充実させていきたいという思いが強い彼を見ていると、「環境はこれからの日本でとても大事なテーマだから、頑張ってほしいけど、収入のこと、自立のこともしっかり考えてね」というしかありませんでした。しかし、彼がとつとつと話す話はしっかり聴いたつもりです。

彼の手紙は、B5のコピー用紙にボールペンで几帳面に線を引き(便箋風)一文字一文字がしっかり心を込めて書いてあるのが分かるような字体でした。「このたびは、大変にお世話になりました。初めてお目にかかったのにご丁寧に真心を込めて接していただきまして有難うございます。お礼を申し上げます。・・・【略】大いにためになり、励みになりました。これまでやってきたことがよかった、間違いなかったのだと思いました。自信が沸いてきました。いろいろお話を聴いてくださいまして、心がほっとしたような気持ちです。ここまでしていただいてとても有難かったです。初めてなのに。いい人生の先輩とめぐりあうことができて幸せです。最後に大げさかなと思いましたが、お礼の気持ちをこめて出させていただきました。本当にありがとうございました。・・・・【略】」

この手紙は3回目の講座がある前日に届きました。明日会えるというときに、わざわざこの手紙を書いて下さったことが有難かったです。早速私もすぐに返信のハガキを書き、投函しましたが、彼に届くのは3回目の講座の翌日になったと思います。彼は、忙しい私を気遣ってか「申し訳ないのでご返事はよろしいです」と最後に書いていました。
こんなに優しく純粋だからこそ、金銭ではなく、皆に環境問題について気づいてほしいと小学校などの総合学習でも授業をしているのですが、経済的自立にはつながっていないのです。ちょっと寂しくなります。でも彼が、私との縁を大切にして、こうしてお手紙をくださったことには感激しました。

by eastwaterY | 2006-10-01 22:39  

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