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人生は自分で変えられる

テレビのお正月番組にあきて、ある雑誌を読んでいたら、一橋大学国際企業戦略研究科教授の佐山展生(さやま のぶお)さんの一文がありました。A42枚にわたるものなので、私の心を打った部分を抜書きします。これは、彼が、大阪のある高校に招かれて話された内容です。

 「流されていく受動的な人生ではなく、能動的に生きましょう。人生は自分で変えられるものです。他人の書いた台本に従って、それを演じる主役のような人生でもそれなりの充足感を得られますが、私の場合、自分でシナリオを書いて、自ら主人公となる自作自演の人生を選びました。もちろん、リスクも大きい。でも、失敗しても、自分で選んだ人生なら悔いはない。今の自分は、そういう納得した日々を送りたいと思って行動してきた結果です」(Agora January 2006)

 よく「自分らしく生きる」とか「自分の人生の主役になる」ということを聞きます。私自身も長年、自分らしく生きられなかったり、自分の人生の主役になれなかったりで、悩んだことがありました。その当時の自分を振り返って見ると、意欲的に前向きに生きていこうとしていなかったと思います。
 
 しかし、本気で自分自身で自分の人生を創造していこうと思えたときから、少々のことには
負けないし、「世間のうるさい眼」も気にしないようになりました。そして、何よりも、自分自身の考えをはっきりと述べ、積極的な人生を送ることが出来るようになりました。

 でも、それは私の努力だけではありません。家族を初めとして、周囲の人たちが、少しずつ私を理解してくださるようになったからです。佐山さんも「納得した日々を送る」と書いておられますが、私も自分の人生を創造しようと思ったとき「納得したい人生を送りたい」と思ったのです。
そうはいっても、後悔する時も多々あるし、必ずしもいつも納得できる日々を送っているわけではありません。でも自分の意志でそのように思えば、何かあっても人を責めることはないのです。

 自分が変ろうと思うときには自分の今までの人生を否定することもあるでしょう。<「過去」はもう変えられないが、現在を精一杯生きていけば、必ずそれが「未来」につながっていく。>このことは、私が悩んでいるときに夫が言ってくれた言葉です。(そうはいっても、夫は喧嘩した時には過去のことをぐずぐずいいますが・・・・)。

 しかし、先述の言葉は、それ以後の私の考え方を変えました。もともと、楽天的な性格ですが、もっと超楽天的になってしまったようです。
 



 

by eastwaterY | 2006-01-03 22:38  

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