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AMDAの活動(6月26日)


このところ激しい雨が降り続く、憂鬱な日々を一掃するような記事がありました。今朝の中国新聞「今を読む」にAMDAの活動に対し「国連連合経済社会理事会総合協議資格」を認めた、という記事が掲載されていました。

AMDAは、その源流の1971年第一次岡山大学医学部クワイ河医学踏査隊を派遣してから35年間の歴史がある団体で国境なき医師団のような形で災害の時に医師と活動をしている(AMDAは1984年設立された)。総合競技資格は、国連が市民社会の意見を聴く時に、政策提言ができる団体として与える資格です。

AMDAが35年間、理念として提唱してきたのは、「多様性の共存」であり、「違いは財産」であるということ。物の見方や考え方が異なる人たちが、どうすれば一緒にやって行けるのか、その方法を求め続けています。また、NGO会議で「アジアの人たちはなぜ人を助けるか」について話すように要請されたときには次のように説明しています。
「友のためである。友とは幸せも不幸せも共有する。困ったときはお互い様である。
相互扶助である。苦労を共にする人間関係はパートナーシップである。助け合っている過程で尊厳と信頼の人間関係を生じる。この新しい人間関係がアジアの他民族、他宗教、多文化などの多様性を乗り越えて共存を可能にする。だからアジアの人たちは助け合うのだ」

そして、AMDAにとっては「平和実現へのパートナーシップ」と共に大切なコンセプトが「ローカルイニシアチブ」。その定義は「現場の問題を一番よく知っている人が、一番良い答えを持っている」ということ。

彼はこうも言っています。「人脈は最良の財産である。情報、知恵、判断、時には資金も入ってくる。・・・・(略)幸運はすべて人がもたらしてくれる」。そして、最後に「相互扶助のコンセプトに基づくローカルイニシアチブの政策提言こそ21世紀の課題である「多様性の共存」に不可欠である」と。

今日は、仕事が忙しくAMDAの活動について、私の考えを書くには、頭が疲れています。でも、AMDA理事長の 菅波茂さんが22歳のときに設立されたAMDAの理念を1日でも早く、一人でも多くの人に知ってもらいたく、新聞記事をまとめて書きました。

by eastwaterY | 2006-06-26 23:55  

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