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Always 3丁目の夕日

 昨夜は、21:35分から始まる「Always 3丁目の夕日」を観に映画館に行きました。終わったのは、12時。すごく感動して帰宅後も眠れませんでした。昭和30年代の初期頃のものがたりでした。その頃の私は、高校1年くらい。とても懐かしい風景があちこちに見られました。
 それより、何より、私が感動したのは、「人のあり方」でした。そして「何に価値をおいて生きているのか」ということでした。そして、何よりも子どもたちが、家庭でも地域でも本当に大事にされ、温かな眼差しで見守られていました。今より、ずっとみんな貧しかった。ブランド商品などなかったけけど、人々は喧嘩をしながらも助け合って生きていた。「共生・響生」して生きていました。
 子どもの瞳は輝き、学校から帰った後は、友達と遊ぶ空き地もありました。お母さんが「もう、遅いから帰んなさ~い」という声が聞こえるほど、近くで遊ぶことが出来たのだった。

 日本は、何でこうなってしまったのだろう。確かに子どもは、きれいな服を着て、時にはレストランでおいしいものも食べる、家もきれいになった、いわゆる衣食住は、あの頃と比べると比較にならないほど整ったのです。でも、子どもたちは幸せなのだろうか?
 昨日読んだ「アエラ」には、東京を中心として私立の中学校・高校への受験が大幅に増えているという。一貫校の付属幼稚園など2歳くらいから受験勉強をするという。親が、子どもの人生を決めていいのだろうか?「とても頑張って面白がって勉強するんですよ」。本当か?私は、不愉快でたまらなくなったのです。

 あまりにも映画と現実の違いにショックを受け、なかなか眠れなくなりました。
 でも、映画館では、悲しさではなく、感動の涙をいっぱい流しました。感動の涙って、じっくりとわいてきて、そして、何時までもとめどもなく続くのだということが解りました。
 家に着いた時もまだ、涙が流れて来て、久しぶりに心の洗濯をした。自分の生き方も考えた。
 

by eastwaterY | 2005-12-21 18:45  

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