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叔母夫婦を訪ねて(4月13日)


今日は、1週間ぶりに食料品を買いに出かけました。昨日くらいから、すっかり体調が回復し、身体のだるさが取れてきて意欲が出てきました。もう大丈夫です! 皆さん、ご心配をおかけしました。

私が出かけたスーパーは、私の叔母が住んでいる所から、車で5分位のところにあります。
先日、姉のところへ行った時に、その叔母の体調があまりよくないという話を聞いていたので、今日は、果物やそのスーパーの名物のお寿司を手土産に叔母夫婦の家を訪れました。

何しろ叔母夫婦は、叔父が93歳、叔母が85歳なのです。彼らの子どもは3人いるのですが、子どもとは別に住んでいるために、お互いが助け合いながら二人暮しをしています。以前、息子が小さいときには、たびたび叔母夫婦を訪ねて息子の「おじいいさん、おばあさん」代わりとなって、ずいぶん可愛がっていただきました。

今日は、暖かく春らしいお天気だったので、お二人とも気分は良いだろうと思い、思い切って訪ねてみました。予告なしの私の訪問にも関わらず、二人とも大喜び! どうも叔母は床についていたようなのですが、起きてきてお茶を入れてくれ、文字通り話の花が咲きました。

叔母が、「亡くなったあなたのお母さんが、あなたの家に滞在していた時に、よく私たち姉妹を
呼んでくれて、ご馳走してくれた事があったよね。あれはすごく楽しかった。お姉さんに(母のこと)逢いたいと思っても、お姉さんと同居のお嫁さんに気兼ねで行けなかったので、あなたに車で迎えに来てもらって、姉妹が集まって話をするのは、本当に楽しかったのよ。ありがとうね」と言ってくれたのです。

私は、なんとか親孝行をしようとは思いましたが、母が亡くなった後、考えてみると、まだまだ足らない事ばかりで後悔が一杯ありました。でも、今日叔母が「あの時は楽しかった!」といってくれた事で、少しその重荷から解放されたような気がしました。

夕方叔母の家に行ったので、だんだん薄暗くなり、「ボツボツ帰ろうかしら」と言ったら、「ところで・・・・」と叔母がまた、話を始めるのです。そういうことが何回か続きました。これは、
私がNZにいる時に84歳の油絵の先生が、いつもそういう感じで私を引きとめておられたのと同じです。若い者でも夕方というのは、なんとなく寂しくなるものです。ましてや、叔母夫婦のように二人だけでひっそりと暮らしている生活では、人が訪れてくれる事が本当に嬉しいようでした。

帰るとき、私が車をスタートさせようとすると叔母の表情は、本当に名残惜しそうでした。
いつも叔母夫婦のことを気にしながらも、ご無沙汰をしていたのですが、今後は、なるべく時間を取って、時々彼らを訪れようと思いました。

by eastwaterY | 2006-04-13 21:44  

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