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入学式列席(4月5日)


今日は私の母校の大学の入学式に列席してきました。2週間前に卒業式に列席しましたが、会場内の雰囲気が、まず色で大きく違っていました。女子大学ですから、卒業式には9割が和服姿でお花畑のようでしたが、今日は全体黒一色。緊張感も漂っていて、まるで葬儀場のような雰囲気でした。こんなに一斉に黒色ではなく、明るい色の服で個性的に自分自身を演出できないのか?
と思いました。

入学式の幕開けは、(卒業式と同じように)♪アメージング グレース♪の独唱で始まりました。
学長式辞では建学精神の「育人 育心」から始まり、「学問」というのは、知識を断片的に学ぶのではなく、学習した知識を実際の日常生活に活用できる学びをする事が必要であること。また、「学ぶ」という事は、多くの資格を取得したり技術を身につけるのではなく、それをどれだけ社会に役立て活用していけるかある。したがって、現代は「どこの大学で学習し、卒業したかではない。 そうではなく、自分は社会や人のために何が出来るかということが重要だ」ということを自覚してほしいという話でした。

在校生代表による歓迎の辞では、彼女が大学生活3年間での経験を踏まえてアドヴァイスとして3点が挙げられていました。まず1点、「自立」をする事(この大学は、西日本から幅広く学生が入学しており、大学生活を機に一人暮らしを始める人が多いのです)。家族から離れて一人で暮らすことにより、いかに自分が今まで家族を初めとする周りの人に恵まれていたかが分かるということでした。2点目、4年間の大学生活の中でサークル活動、アルバイト、大学祭も含めて、できるだけ多くの体験をすること。3点目は、友人や仲間をつくること。そして、何よりも大切な事は、目的をもって学び、年間の学生生活を送ることであるといい、自らが小学校教員を目指して大学生活を送る日々がいかに充実しているかを話しました。

入学式は、卒業式と違って、大学生活の歴史がないので参列しても、それほどの感動や感激もなく終了しました。しかし、卒業生に比べて、入学生がはるかに少ない現状を知り、地方の私立4年制女子大学の行く末が気になる日でした。

by eastwaterY | 2006-04-05 21:53  

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